賃貸ワンルームマンションもリフォーム

ハウジング重兵衛牛久店 中野です。

今月から一人暮らしをはじめられた若い方も多いかと思いますが、そんな多くの若者が暮らす賃貸のワンルームマンションのリフォームをご紹介したいと思います。

 

人それぞれだとは思いますが、

『う~ん。そうね、南向きで日当たりが良くて、ベランダが広くて、オートロック、

そうそう、バスとトイレは別ね!!』

こんな条件を出される方が今は多いかと思います。

 

今回はそんな最後の条件、『バスとトイレ別』

最低でもそこは譲れない!みたいに言われてるこの条件、意外とワンルームでは難しいのです。

 

多くのワンルームマンションはその広さからか、上の画像のようなトイレとバス一体のユニットバスが設置されてることがほとんどです。

トイレを分けたいからユニットバスからトイレだけ外して、新たにトイレを設ければ良いというわけにはいかない構造になっています。

トイレを外してしまったらそこには穴が開いてしまいます。防水性を考えると、ただその穴を埋めればいいというわけにもいきません。

どのようにするかというと、新たにバスだけのユニットバスを設置し、トイレを新たに増設することになります。

とは言え、そもそも広さに限りがあるからトイレ付きのユニットにしたのですから、新たにトイレを設ける広さがあるのかが問題です。

 

何かを犠牲にしない限り、トイレのスペースを確保できません。

そこで今回はこの収納を渋々犠牲にするこに。

まずは解体です。既存のユニットバス、収納を解体し配管や配線をむき出しの状態に。

そこに新たにユニットバスを組み立て、壁を作り直し、トイレの壁、ドアを設置しました。

 

そして仕上がりました浴室がこんな感じです。

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ポイントは鏡。鏡を大きくすることで以前より広さを感じられますね。

実は奥行きも以前のものより5cmほど広くしています。浴室と廊下の間の壁をできる限り薄く仕上げてスペースを確保しました。

 

そして新しくできたトイレ。

  

便器の背面壁紙の色を変えて奥行きを持たせました。

クローゼットの奥行きが60cm程しかなかったのでトイレの幅としては狭すぎました。だからと言って、広げすぎてしまうと居室空間が狭くなりすぎてしまいます。

ギリギリのところで通常のトイレより幅を6cm程狭くして造ってあります。

圧迫感を感じさせないように紙巻き器やタオル掛けはシンプルな物を取り付けました。

お部屋のほうも十分なスペースを残すことができました。

問題は収納です。犠牲にしてしまったクローゼットの分をどう補うか。

そこで、廊下の壁を居室側に30cm伸ばして、少しへこんだ空間を作ってみました。

ここに突っ張り棒や、突っ張り棚をうまく活用してオープンクローゼットとして使ってもらえればと。

ここも壁紙の色を変えてアクセントにしてあります。

 

その他に、以前はなかった追い炊き機能、モニターフォンを新設。

 

新築のワンルームマンションと比べて遜色のない、素晴らしいワンルームに仕上がりました。