安心の暮らしのために、今すぐできる防犯対策

近年、空き巣対策や侵入窃盗などの事件が増加し、住まいの安全に対する意識が高まっています。

「ご自宅の防犯は万全ですか?」

この問いに対して、多くの方が大丈夫だろうか?と不安に感じるかもしれません。

特に戸建て住宅は開放的で暮らしやすい反面、マンションと比べ防犯面では多くの対策が必要です。

大切な家族とマイホームを守るため、今すぐできる防犯対策でより安全な暮らしを実現しましょう。

この記事は、次の人におすすめです!
・安心できる暮らしを送りたい方
・戸建て住宅にお住まいの方
・小さなお子様やご高齢の両親と同居されている方

1 なぜ戸建て住宅が狙われやすいのか?

戸建て住宅は、窓が多く、ベランダや庭など、侵入経路が多岐にわたることが特徴です。
特に1階の窓は足場を組むなどして比較的容易に侵入できるため、空き巣にとって格好のターゲットとなります。
近年では、窓ガラスを破って侵入するだけでなく、鍵をこじ開ける、壁に穴を開けるなど、巧妙な手口も増えています。
 
また周囲の目が届きにくく、生活パターンが外部から分かりやすいという点も空き巣にとっては有利な条件と言えます。

カーテンを開けっ放しにする、決まった時間に外出する、夜遅くまで帰宅しないなど、生活リズムに規則性があると空き巣は侵入のタイミングを計りやすくなります。

  • 侵入経路が多い
    窓は防犯ガラスでない場合、割られて侵入される可能性があります。また玄関に比べ、ベランダや勝手口も侵入経路として狙われやすい場所となります。
  • 周囲の目が届きにくい
    マンションのように共用部分が少ないため、不審者を発見しにくいという特徴があります。
  • 生活パターンが分かりやすい
    外灯の点灯時間やカーテンの開け閉めなどから、在宅状況が外部から分かりやすく、防犯上のリスクとなります。

2 玄関周りの対策

玄関は住宅の顔であり、防犯の最前線です。空き巣の侵入を防ぐためには、玄関周りの防犯対策を万全にすることが重要です。

中でも有効的なディンプルキーの交換や補助錠などの設置がありますが、ドアの構造に関する専門知識を持つ業者へ依頼し、適切な鍵を選び安全な取り付けを行うことをおすすめします。

  • ディンプルキーへの交換
    ディンプルキーとは鍵の表面に多数の小さな凹み(ディンプル)が刻まれた鍵です。この構造が非常に複雑なため、ピッキングを困難とさせます。また不正な合鍵の作成も防げます。
  • 補助錠の設置
    補助錠とは後から取り付ける錠前です。ドアの上下や側面に取り付けることで、こじ開けを困難にします。
  • ドアクローザーの設置
    ドアクローザーとはドアを自動的にゆっくりと閉める装置です。玄関だけではなく、勝手口にも取り付け可能で、施錠忘れを防ぐことができます。
  • サムターンカバーの設置
    サムターンカバーとは、玄関の内側からつまみ部分である「サムターン」を覆うカバーです。サムターン回しと呼ばれる特殊な工具を使った犯罪手口を防ぎます。

3 窓周りの対策

窓は空き巣にとって格好の侵入経路です。ガラスを割って侵入されるのを防ぐために、様々な対策が考えられます。

防犯ガラスへの交換は、最も効果的な方法の一つです。特殊な素材で作られた防犯ガラスは、一般的なガラスに比べて割れにくく、侵入を困難にします。また、面格子を設置することで、物理的な侵入を防ぐことができます。
特に、1階や2階のベランダに面した窓は、侵入されやすいので重点的に対策を行いましょう。

さらに、ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割れても破片が飛び散るのを防ぎ、侵入者を遅らせる効果が期待できます。

  • 防犯ガラスへの交換
    ガラス破りが困難な防犯ガラスに交換することで、侵入を阻止します。素材、透明度など様々な種類の防犯ガラスがあります。
  • 面格子の設置
    窓の外側に面格子を取り付けることで、物理的な侵入を防ぐことができます。まずは1階や2階のベランダに面した窓など、特に侵入されやすい場所に設置することをおすすめします。
  • 防犯フィルムの貼付
    ガラスを割って侵入しようとする空き巣に対して、侵入を遅らせる効果が期待できます。また台風や自然災害により飛来物からもガラスを守り、割れても破片が飛び散るのを防ぎます。

4 その他の対策

室内の防犯対策の他に家の周囲に気を配ることも大切です。

防犯カメラの設置により、不審者の侵入を発見し、証拠を確保することができます。また、防犯アラームは、不法侵入を感知して大きな音を出し、周囲に知らせ侵入者を威嚇します。
さらに、防犯砂利を敷くことで、侵入者の足音を聞き取りやすくし、侵入を阻止する効果も期待できます。

室内屋外の両面から防犯対策を行うことで、より高いセキュリティレベルを実現し、安心して暮らすことができます。

  • 防犯カメラの設置
    玄関や外壁など、死角になりやすい場所に防犯カメラを設置することで、不審者を監視し、証拠を記録します。
  • 防犯アラームの設置
    窓やドアにセンサーを設置し、不法侵入を感知すると大きな音を出すことで、不審者を驚かせ、近隣に知らせることができます。
  • 防犯砂利の敷設
    庭や玄関先に防犯砂利を敷くことで、侵入者が近づくと音が鳴り、周囲に知らせることができます。

5 まとめ

戸建て住宅の防犯対策は、ご家族の安全を守るために非常に重要です。

この記事で紹介したような対策を組み合わせることで、より安全な住まいを実現することが叶います。

ご自身の住まいに合った対策を検討し、安心して暮らせる環境を作りましょう。

ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール

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・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号

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・一級建築士
・二級建築士
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