玄関ドアリフォームで家の印象が変わる!選び方とメリットを解説
玄関ドアは家の「顔」ともいえる部分であり、住まい全体の印象を左右する重要な要素です。
また、デザイン性だけでなく、防犯性や断熱性能にも大きく影響するため、リフォームを行うことで暮らしの快適さが向上します。
特に築年数が経過した住宅では、玄関ドアの劣化が進んでいる可能性があり、交換を検討することで防犯や断熱対策の強化につながります。
本記事では、玄関ドアリフォームのメリットや選び方、施工方法について詳しく解説します。
この記事は、次の人におすすめです!
・家を建ててから玄関ドアの交換をしていない
・防犯面で玄関ドアの交換を考えている

目次
1 玄関ドアリフォームのメリット

玄関ドアのリフォームには、外観の向上だけでなく、さまざまな機能性の向上というメリットもあります。
古いドアを最新のものに交換することで、より快適で安全な住環境を実現できます。
デザイン性の向上で住まいの印象をアップ
玄関ドアは、訪問者が最初に目にする部分であり、家全体のイメージを大きく左右します。
最新の玄関ドアはデザインの種類が豊富で、モダン・クラシック・ナチュラルといった多様なテイストを選べるため、家の外観に合わせて理想的な雰囲気を作り出せます。
また、カラーやガラスの装飾を工夫することで、より個性的でおしゃれな印象に仕上げることも可能です。
防犯性の向上で安心な暮らしを実現
近年の玄関ドアには、防犯性能を高めるためのさまざまな技術が取り入れられています。
例えば、多重ロックシステムや耐衝撃性の高いドア材を採用することで、不審者の侵入を防ぐ効果が期待できます。
また、スマートロックや指紋認証付きの電子錠を導入すれば、鍵の紛失リスクを減らし、より安全な玄関環境を構築できます。
断熱性・気密性の向上で快適な住まいへ
古い玄関ドアは隙間風が入りやすく、冬場の寒さや夏場の暑さを室内に伝えやすい傾向があります。
最新のドアは断熱材を内蔵したものや、気密性を高める構造になっているため、室内の温度変化を抑え、冷暖房効率を向上させます。
これにより、エネルギー消費を抑え、電気代の節約にもつながります。
2 玄関ドアの選び方

玄関ドアを選ぶ際には、デザインや価格だけでなく、素材や機能性を重視することが重要です。
以下のポイントを参考に、自分の家に最適なドアを選びましょう。
素材の種類と特徴を理解する
玄関ドアには、主に以下の3つの素材が使用されており、それぞれ特徴があります。
- アルミ製:軽量で耐久性があり、メンテナンスが簡単。デザインの種類も豊富で、モダンな住宅に適している。
- 木製:自然な風合いと高級感が魅力。和風やナチュラルテイストの住宅と相性が良いが、定期的な塗装や防腐処理が必要。
- スチール製:頑丈で防犯性能が高い。外部からの衝撃に強いが、重量があるため開閉の際に少し負担がかかることがある。
開閉方式を選ぶ
玄関ドアにはいくつかの開閉方式があり、住宅の間取りや使用するシーンによって最適なタイプを選ぶ必要があります。
- 片開きドア:最も一般的なタイプで、設置スペースが小さく済むため、多くの住宅に適している。
- 親子ドア:通常は片開きとして使用し、荷物の搬入時などに両方の扉を開放できるため利便性が高い。
- 引き戸:開閉時に前後のスペースを取らないため、狭い玄関でもスムーズに開閉できる。バリアフリーにも適している。
断熱・防犯性能をチェック
近年は、玄関ドアにも高性能な断熱・防犯機能が備わっているモデルが増えています。
- 断熱性能の高い「Low-E複層ガラス」を使用したドアを選ぶと、玄関の寒さ・暑さ対策ができる。
- ピッキング対策として「ディンプルキー」や「電気錠」などの最新防犯機能が搭載されたドアを選ぶと、より安全性が向上する。
3 玄関ドアリフォームの施工方法と費用

玄関ドアのリフォームには、施工方法によって工期や費用が異なります。
自宅の状況に応じて適した方法を選びましょう。
フルリフォーム(ドア枠ごと交換)
- 既存のドア枠をすべて撤去し、新しいドアを取り付ける方法。
- 新築同様の仕上がりになり、デザインや機能の自由度が高い。
- 施工期間は1~2日ほどで、費用は20万円~40万円程度。
カバー工法(既存の枠を活かす)
- 現在のドア枠をそのままに、新しいドアをかぶせる形で施工する方法。
- 工期が短く、費用も抑えられるため、コストパフォーマンスが高い。
- 施工時間は1日程度で、費用は15万円~30万円程度。
4 まとめ:玄関ドアリフォームで家の印象と快適性をアップ
玄関ドアのリフォームは、見た目の改善だけでなく、防犯性や断熱性の向上にも大きく貢献します。
- デザインを一新することで、家全体の印象が劇的に変化
- 防犯性能を高めることで、安全で安心な暮らしを実現
- 断熱・気密性の向上で、快適な住環境と省エネ効果を得られる
- 施工方法には「フルリフォーム」と「カバー工法」の2種類があり、予算や工期に応じて選べる
玄関ドアは、住まいの第一印象を決める重要な要素です。
デザインや機能性にこだわりながら、自分のライフスタイルに合ったドアを選び、より快適で安全な住まいを実現しましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール

リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター