吹き抜け階段に「ロールスクリーン」や「ドア」を後付けして暖房効率を最大化!
リビングの開放感を演出する吹き抜けや階段ですが、冬場は暖気が2階へ逃げ、代わりに冷気が降りてくる「煙突効果」に悩まされます。
この問題を解決する最も手軽で効果的な方法が、ロールスクリーンやドアの後付けによる「間仕切りリフォーム」です。
今回は、暖房効率を最大化させるための具体的な設置アイデアをご紹介します。
この記事は、次の人におすすめです!
・吹き抜け階段から降りてくる冷気に、毎年悩まされている方
・暖房をつけても室温が上がらず、電気代ばかりが高くなっている方
・開放感を損なわずに、冬だけ空間を仕切る方法を探している方

目次
1 逃げる暖気を「ロールスクリーン」で賢くキャッチ!最短リフォームの威力
吹き抜け階段の寒さ対策として、最も導入しやすくコストパフォーマンスが高いのが「ロールスクリーン」の設置です。
階段の登り口や、吹き抜けの中間に水平に設置することで、上昇しようとする暖かい空気を物理的にリビングに留めることができます。
特に最近のロールスクリーンには「断熱・保温タイプ」があり、生地の裏側にコーティングを施すことで、一般的な布地よりもはるかに高い熱遮断効果を発揮します。冬場だけ引き下げておけば、リビングの暖房効率は1.5倍〜2倍近くに向上することも珍しくありません。
ロールスクリーンの最大の利点は、使わない時は巻き上げて完全に収納できるため、吹き抜け本来の開放感を全く損なわないことです。
春や秋の快適な時期は広々と使い、冷え込む朝晩だけサッと下ろすといった柔軟な使い方が可能です。また、操作を電動にすれば、高い吹き抜け部分でもリモコン一つで開閉でき、手間もかかりません。
大掛かりな大工工事を必要とせず、わずか数時間の取り付け作業で完了するため、今すぐ寒さを何とかしたいというご家庭に最適な「特効薬」的リフォームと言えるでしょう。お部屋のインテリアに合わせた色を選べば、空間のアクセントとしても機能します。
- ロールスクリーンは、吹き抜けの開放感と冬の断熱性能を最も手軽に両立できる魔法のアイテムである
- 断熱素材の生地を選ぶことで、階段を伝って逃げる暖気を効率よくリビングに封じ込めることができる
- 未使用時はコンパクトに収まるため、お家のデザインを壊さずに機能性だけをプラスすることが可能である
2 「後付け引き戸・ドア」で実現する、本格的な冷気遮断と防音効果
より確実な断熱効果と高級感を求めるなら、階段の入り口に「後付けの引き戸や折れ戸」を設置するリフォームが最適です。布製のスクリーンに比べ、木製や樹脂製のドアは気密性が圧倒的に高く、2階からの冷気(コールドドラフト)を100%近く遮断することができます。
特に階段がリビングの中にある「リビング階段」の場合、ドアを一枚設けるだけで、リビングは完全に独立した暖かな個室へと変わります。これにより、エアコンの負荷が激減し、冬の光熱費削減効果は最大化されます。
また、ドアの設置は「音」の悩みも同時に解決してくれます。吹き抜けは音が反響しやすく、1階のテレビの音が2階の寝室まで筒抜けになることが多いですが、ドアを閉めることで音の移動を劇的に抑えられます。
家族の生活リズムが異なる二世帯住宅や共働き世帯にとっても、この「防音効果」は大きなメリットとなります。最近では、壁を壊さずに設置できる「アウトセット引き戸」や、既存の枠を活用したスリムな折れ戸など、リフォーム専用の製品が充実しています。
透明なアクリルパネル付きのタイプを選べば、ドアを閉めても視線が抜け、圧迫感を感じさせないスマートな間仕切りが実現します。
- 後付けのドアは最高レベルの気密性を提供し、2階からの冷気流入を完全にシャットアウトする
- 断熱だけでなく防音性能も向上するため、家の中のプライバシーや静粛性が格段にアップする
- 採光を考慮したデザインを選べば、空間を仕切りながらも明るく広々とした印象を維持できる
3 暖房効率を最大化する「気流のコントロール」とサーキュレーション
吹き抜け階段に仕切りを設けたあとは、リビング内の「気流のコントロール」に注目しましょう。せっかく暖気をリビングに留めても、足元が冷えたままでは本当の快適さは得られません。ここで併用したいのが、シーリングファンやサーキュレーターです。間仕切りによって2階へ逃げなくなった暖かい空気は、今度はリビングの天井付近に溜まろうとします。これをシーリングファンの微風で足元へ押し戻すことで、床面から天井まで一定の温度で満たされた「究極の快適リビング」が完成します。
この「仕切り+循環」の組み合わせは、エアコンの稼働時間を劇的に短縮します。一度暖まれば、エアコンの出力を最小限にしても温度が持続するため、家計への恩恵も非常に大きくなります。リフォームを検討する際は、ただ仕切るだけでなく「いかに空気を効率よく動かすか」という視点をプロに相談することをお勧めします。吹き抜けは、お家の「肺」のような役割を持っています。冬は少しその機能を制限してあげることで、身体にも財布にも優しい、理想的な省エネ住宅へとアップデートできます。我慢のない、本当に豊かな開放感を手に入れましょう。
- 間仕切りとシーリングファンの組み合わせにより、リビング内の温度を均一化し快適性を最大化させる
- 上昇気流を抑えることでエアコンの燃費が改善し、冬のランニングコストを大幅に引き下げられる
- お家全体の空気の流れを計画的にデザインすることが、吹き抜け住宅を成功させるリフォームの極意である
まとめ
吹き抜け階段の寒さは、お家のデザインを壊すことなく、ロールスクリーンやドアの後付けで解消可能です。手軽に解決したいならロールスクリーン、徹底的な断熱と防音を求めるならドアの設置。どちらの選択も、冬の暖房代を抑え、家族がリビングでゆったりと過ごす時間を増やしてくれます。ハウジング重兵衛では、お客様の吹き抜けの形状やインテリアに合わせて、最も効果的で見た目も美しい間仕切りプランをご提案いたします。今年の冬は、冷気を気にせず、開放感だけを楽しみ尽くせる暖かいリビングを手に入れませんか。
- 吹き抜け階段への間仕切り設置は、冬の不満を解消する最も即効性のあるリフォーム術である
- お家のデザインや予算に合わせて、可動式のスクリーンから本格的なドアまで多彩な選択肢が存在する
- 暖房効率の劇的な向上は、毎月の光熱費削減という目に見える形でお客様に還元される
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター
