介護を楽に!お風呂のバリアフリーリフォーム
お風呂は、介護者、被介護者にとって、安全で便利なものでないと、
危険がつきまとうため、生活に支障をきたしてしまいます。
バリアフリーリフォームをすることで、
少しでも快適な時間を長くし、安心した住まいを実現することができます。
バリアフリーリフォームを成功させるために、
リフォーム箇所と、補助金制度などを知っておきましょう。
この記事は、次のような人におすすめです!
・バリアフリーなお風呂が知りたい
・お風呂リフォームを検討している
・介護ができるお風呂が知りたい
目次
1 お風呂の危険を知ろう
お風呂は、身体を清潔に保ち、リラックス効果もあるため健康に不可欠です。
しかし、介護をする上で様々な危険が孕んでいるものでもあります。
・転倒事故
お風呂は濡れていて滑りやすく、立つ・しゃがむといった動作が必要になります。
そのため転倒してしまう危険性が高いです。
・ヒートショック
温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することにより、
- 失神
- 心筋梗塞
- 脳卒中
といった病気を引き起こしてしまうことがあります。
特に冬場の浴室で、
このようなヒートショックを起こさないために対策を取る必要があります。
お風呂の危険 | 原因 | 症状 |
---|---|---|
転倒事故 | お風呂は滑りやすく濡れている | 骨折・打撲などの可能性 |
ヒートショック | 温度の急激な変化で血圧の変動が大きくなる | 失神・心筋梗塞・脳卒中 |
2 お風呂のバリアフリーリフォーム案
お風呂は、どのようなリフォームを行うことで、
バリアフリー化ができるでしょうか。
必要な工事についてご紹介いたします。
・浴槽を浅いものにする
浴槽が深いと転倒リスクがあり、深く沈みすぎてしまうこともあります。
洗い場から浴槽へとスムーズな移動ができるリフォームを行います。
・出入り口の段差解消
出入り口の小さな段差も転倒リスクを上げます。
段差を解消し、つまづかないようにしましょう。
・手すりの設置
浴槽や、出入り口、シャワー付近への手すりの設置です。
特に浴槽に入る時、出る時に掴みやすい位置に手すりがあることが重要です。
・ヒートショック防止床、暖房機
断熱床、暖房機の設置で浴室内を暖かくすることで、
ヒートショックを防止することができます。
寒い浴室を解消するリフォームを行うことで、快適に過ごせる浴室となります。
・非常ブザー
緊急時にすぐに人が呼べるように、非常ブザーを設置することも効果的です。
ひもで引っ張るタイプなどもあるため、
転倒時などにも対応しやすいものにしましょう。
3 バリアフリーリフォーム案まとめ
4 バリアフリーリフォームは、介護保険や補助金制度が使える
要介護者の場合、介護保険によりバリアフリーリフォームの工事費用の一部を受け取ることができます。
支給額は18万円が上限となっています。
また、地方自治体によっては、住宅のバリアフリー化工事の費用を
補助してくれる制度を設けているところもあります。
いずれもリフォーム前の申請が必要な場合がほとんどのため、
事前に制度を調べてから工事を依頼しましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター