健康習慣|夏の正しい入浴法

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

暑い夏であっても、エアコンなどによる冷えによって体調が崩しやすい時期でもあります。
夏場の冷えの改善には、入浴が効果的であることが知られています。しかしその一方で、夏の入浴で熱中症や脱水症状になったという事例もよく聞きます。安全で健康的な入浴は、季節に合わせた方法があります。今回は、夏に起こる入浴中の事故や、予防方法について正しい入浴法を知っておくことが大切です。

夏の主な入浴中の事故には、熱中症や脱水症状、急に立ち上がったことによる立ちくらみの転倒などがあります。健康のために長風呂を好む方は特に注意が必要です。
夏の入浴には冷え対策やリフレッシュ、ほどよい疲れで寝付きがよくなるなど、よいところもたくさんあります。

入浴中の事故の理由のひとつに、「熱い湯に、長くつかる」ことがあります。もし熱い湯に入るのなら、湯船につかるのは3分程度(特に高齢の方)にとどめ、長くつかるのが好みなら、38℃くらいのぬるめの湯で10~15分程度がよいと言われています。
 また、下半身だけお湯につかる「半身浴」は、冬だと上半身が寒くなってしまいますが、夏に長めに入りたい時にはおすすめできる入浴法です。

脱水を防ぐためには、水分補給は欠かせません。ただし、飲んだ水分がすぐに体に吸収されるわけではないので、入浴“前”の水分補給が最も大切です。お風呂に入る15分くらい前に、コップ一杯の水やスポーツドリンクを飲みましょう。長めに入るのならば、お風呂場に水筒などを持ち込んで、入浴中も水分補給を心がけてください(^^♪