キッチンの水栓、そろそろ替え時かも？快適なキッチン空間を叶える水栓選びのポイントをご紹介します！

料理をしたり、洗い物をしたりと日常生活に欠かせないキッチン。

その中でも使用頻度が高いのはなんといっても水栓です。

そのキッチン水栓にも一般的な寿命があることをご存じでしょうか？

トラブルが起きる前に交換時期の目安を知り、自分好みの最適なキッチン水栓が選べるようにしておきましょう。

1 キッチン水洗の交換時期

水栓、いつ交換すればいいの？

毎日使うキッチン水栓。実は、10年を目安に交換が必要って知っていましたか？

水栓は、毎日何度も手を触れ、水を使う場所です。

そのため、経年劣化によってさまざまなトラブルが発生しやすくなります。

• 水漏れ
  パッキンなどの部品が劣化し、水漏れが発生する可能性があります。放置すると、床や壁の腐食、カビの発生など、深刻な被害につながる恐れがあります。
• レバーの動きが悪くなる
  カートリッジと呼ばれる部品が劣化し、レバーの動きが悪くなったり、水量調節がうまくできなくなったりします。
• 吐水口の劣化
  吐水口の形状が変化したり、メッキが剥がれたりして、見た目だけでなく機能も低下します。

これらのトラブルは、修理で一時的に解決できる場合もありますが、根本的な解決には水栓全体の交換が必要となることが多いです。

以下の状態にあれば、交換を検討しましょう。

• 10年以上経過している
• 水漏れ
• レバーの動きが悪い
• 吐水口の劣化
• レバーハンドルから水が滴る
• シャワーヘッドの切り替えがうまくできない
• 水量が減った
• 異音がする

2 後悔しない！ 新しい水栓選びのポイント

いざ水栓を交換しようとすると、種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ここでは、後悔しない水栓選びのポイントをいくつかご紹介します。

取り付け種類別

• ワンホールタイプ

ワンホールタイプは水洗がキッチン台に設置されていて、取り付け穴が一つの蛇口です。

取り付け穴の直径は33mm～39mmとなっています。

この穴径は国内メーカーで共通に作られている為、穴径が一緒であれば同じワンホールタイプの製品に交換が可能です。

• ツーホールタイプ

ツーホールタイプは、水栓がキッチン台に設置されており、取り付け穴が２つの蛇口です。

２つの給水管の間の長さはどの国内メーカーでも共通の規格で203mmです。

その為、同じツーホールタイプであればどの製品にも交換・取り付けが可能です。

ただし、ワンルームアパートなどのミニキッチンでは取り付けピッチが102mmになる為、注意が必要となります。

• 壁付けタイプ

壁付けタイプは、水栓がキッチンの壁に設置されている蛇口です。

ツーホールタイプのように水とお湯の給水管が分かれており、２つの給水管の間の長さは105mm～２２５ｍｍです。

この長さの範囲内であれば、現在販売されている壁付きタイプとの交換が可能です。

最近ではワンホールやツーホールタイプと比べ少数派となっています。

機能別　

ワンホールタイプ・ツーホールタイプ・壁付タイプとそれぞれのタイプで浄水や引き出しシャワー、タッチレスなど様座な機能を持ち合わせた蛇口があります。

そんな便利機能が付いており、一般的な家庭でもっとも使用される蛇口が混合水栓です。

＊混合水栓とは：水とお湯を混合して温度調整をしながら水を出す機能を持つ蛇口のことです。

それぞれの特徴をご紹介します。

種類	製品別	特長
シングルレバー　混合栓		1つのハンドル操作で吐水・止水や流水量の調節、温度の調節ができます。 現在のキッチンでもっとも普及しているタイプです。
自動水栓・タッチレスタイプ水栓		手や食器などを吐水口付近にあるセンサーにかざすと吐水します。 レバー操作が不要のため、両手が塞がっていても利用できます。
スイッチ式水栓		蛇口の先にあるスイッチを押して吐水・止水をします。 手の甲や手首を使って操作ができるため、両手が塞がっていても利用可能です。
ホース引き出し　シャワー水栓		少ない水でも広い面積に水をかけることができるので、キッチンや洗面所などで利用されています。 節水・時短効果もあるため、近年普及しています。
浄水器一体型　水栓		浄水器の機能を内蔵しています。浄水ポットや浄水器を導入することなく、浄水を利用することができます。カートリッジ交換の手間が省け便利です。 ただ、温度に制限があるため注意が必要です。

3 キッチン水栓を交換する為には？

水栓を台に設置し取り付ける穴が１つ、２つのタイプのもの、また水栓を壁に設置するものなど配管ごとに使用するものが異なります。タイプの違うものに変えることも可能ですが、別途工事が必要となります。

自分で行うと費用は抑えられるメリットはありますが、水漏れや劣化状況によっては専門知識が必要な場合がある為、リフォーム会社、ホームセンター、町の水道屋さんに相談することをおススメします。

4. まとめ

今回はキッチン水栓の取り付け種類と機能のご紹介をしました。

毎日使うものだからこそ、使いやすく、快適なものを選びたいですよね。

次回はもう少し拘りたい方向けにデザイン（蛇口の形状とも言えるスパウトの形）のご紹介をしていきたいと思います。