トイレリフォームの必要性とは?注意したいポイントも押さえておこう
トイレのリフォームというと便座の交換を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、トイレのリフォームにはその他の項目もあります。経年劣化や故障によって便座を交換する場合もありますが、故障以外にもリフォームの必要性があることも。またトイレのリフォームで注意したいポイントについてもご紹介します。
◼ トイレリフォームの必要性
トイレのリフォームには便座の故障以外にも必要性がある場合もあります。費用がかかることなので後回しにしてしまいがちですが、リフォームを行うことで節水対策になることもあるため注目です。
・水漏れや故障による修理
分かりやすいリフォームの必要性が故障によるものです。便座から水漏れや故障が起こると、トイレを使うことができなくなってしまいます。キッチンやお風呂など他の水回りも使えなくなると不便な箇所ですが、家のトイレが使えないというのは一番大変といっても過言ではありません。
故障といっても、タンクや温水洗浄機の故障、ひび割れなどいくつかの種類があります。最近は80%の家で設置されている温水洗浄機ですが、もちろん壊れてしまうこともあります。ノズルが動かなくなったりリモコンが操作できなくなったりといったことが起こる可能性があります。
タンクは一定量の水が溜まることで水が流れるようになっていますが、劣化によって水が流れなくなってしまうことがあります。それだけではなく水漏れにつながってしまうことも。便座や蓋がひび割れてしまうと使用するときに危険なので、早めに修理することをおすすめします。
・設備の寿命
トイレのタンクは一般的に10年、温水洗浄機は7~10年が寿命といわれています。パッキンや配管などは20年ほどの寿命がありますが、配管が壊れると水漏れにつながってしまうこともあるため、寿命を目安に点検を行うようにしましょう。
便座自体は陶器でできているため、ひび割れをしない限りは長い期間使うことができます。しかし年数が経つと変色や汚れなどが気になってくるため、気持ちよく使用できなくなった段階で交換を行うと良いでしょう。
・掃除のしやすさ
トイレは家族全員が一日に何度も使用するため、汚れてしまいやすい箇所です。きれいに保っておきたいですが、掃除に手間がかかる箇所ともいえます。隅々まで掃除が行き届いていない状態が続くと、汚れや臭いがこびりついてしまいます。
最新式のトイレではお手入れしやすい商品も揃っています。例えば、汚れが溜まりやすい便座のフチがフラットになっているもの、便座とタンクの隙間をスイッチで上げることができるもの、温水洗浄機のノズルを自動洗浄してくれるものなどがあります。今のトイレの清潔感に不満がある場合は、思い切ってリフォームを検討してみることをおすすめします。
・節水や節電
トイレでは、水を流すための水道代や温水洗浄機を使用するための電気代が必要です。古いタイプのトイレでは一回に流す水の量が14~15リットルほどといわれていますが、技術の進歩により最新式のトイレでは4~5リットルで済むようになっています。1回当たり10リットル違うため、一日で流す水の量を考えるとかなりの節水になります。
温水洗浄機も、消費電力が少なくて済むように設計されているものが増えています。便座を温める機能をオフにしたり、温水シャワーの温度を下げたりといったことを機械が自動で行ってくれます。節水と節電、一回当たりの値段で考えるとそこまで大きい額ではありませんが、10年間使用すると想定すると10~15万円お得になる計算になります。
・安全性を高める
トイレは家の中でも一番狭く、高齢の方がいる場合は事故が起こりやすい場所だといわれています。狭い空間で服の着脱や立ったり座ったりという行為を行うため、転倒しやすくなっています。トイレ内に手すりがない場合は手すりを設置することで安全性を高めることができます。
またタンク上の手洗いボウルを使用する場合、腰を曲げなければ使いにくい高さであることが多くなっています。一日に何度も中腰になることで腰への負担を与えてしまうため、独立した手洗いボウルがあるとより安全でしょう。
◼ 注意したいポイント
トイレが故障してしまって急にリフォームが決まった場合、どのような項目をチェックしておくと良いのかが分からないこともあるかもしれません。そこでトイレをリフォームする場合に注意したいポイントをご紹介します。
・便座のサイズ
便座を交換する場合には、これまで使用していた便座のサイズと新しく設置する便座のサイズを比較するようにしましょう。ショールームで見るとそこまで大きく見えなかったとしても、家の狭いトイレに設置すると思っていたよりも圧迫感があるといった失敗例があります。
トイレの余白が狭くなってしまうと、使いづらいだけではなく掃除がしにくくなるというデメリットもあります。最近は高性能な便座が増えていますが、性能だけではなくサイズもしっかり確認しておくようにしましょう。
・ドアの開く向き
トイレは空間が狭いため、効率的にスペースを活用することが求められます。そのためにはドアを開ける向きがポイントとなります。開き戸で内開きの場合、スリッパが引っかかってしまったり履きにくかったりすることもあります。ちょっとしたことですが、毎日使うため小さなストレスにつながってしまいます。
また高齢の方や介護が必要な方が家族の中にいる場合にも内開きのドアはおすすめできません。中で倒れてしまったときにドアを開けることができなくなってしまうためです。外開きのドアにするためには、トイレの前の廊下側にスペースが必要になりますが、スペースに余裕がない場合は引き戸や折れ戸にすると良いでしょう。
・コンセント
温水洗浄機付きのトイレの場合、トイレ内にコンセントが必要となります。温水洗浄機の付いていない古いトイレからリフォームする場合、そもそもトイレ内にコンセントが付いていないケースもあります。消費電力を確認した上でコンセントも設置する必要があります。また便座から届く位置にコンセントを設置するということも忘れないようにしましょう。
・床や壁の素材
トイレをリフォームする際には床や壁の素材選びも重要です。湿気がこもりやすい場所でもあるため、普通の素材を使用すると劣化するのが早くなってしまいます。床には、湿気やカビに強い素材であるクッションフロア、耐久性の高いフロアタイル、コーティング加工されたフローリングといった素材が使われます。
壁材は撥水性のある塩化ビニル系のクロスが人気ですが、板張りのものや珪藻土や漆喰といった塗り壁などが選ばれます。お子様がいてトイレが汚れやすいといった場合は、特にお手入れのしやすい素材を選ぶことをおすすめします。
・費用
「故障による不具合を治したい」、「温水洗浄機を付けたい」、「お手入れのしやすいトイレにしたい」など、リフォームの理由はさまざまです。「せっかくリフォームするのであれば」と理想的なトイレを追及するあまり費用が高くなってしまうこともあります。満足のいくリフォームになることが第一ですが、予算との兼ね合いも大切です。一括で支払うのか、ローンを組むのか、など資金計画をしっかり立てた上でリフォームを行うようにしましょう。
◼ 千葉県と茨城県でリフォームするなら
ハウジング重兵衛は、千葉県香取で1899年に大工兼木材商として始まりました。千葉県と茨城県という地域に根差し、2万件を超えるリフォームの実績を重ねてきました。一つ一つの現場を大切にし、最高の品質をお届けできるよう心掛けています。
ハウジング重兵衛では、プランのご提案や工事はもちろん、工事が終わったあともアフターサービスという形でお付き合いを続けていきます。お客様に安心して生活していただけるようにサポート体制を整えています。千葉県と茨城県に地域最大級のショールームを構えているため、お気軽にお越しください。
・千葉県内の施工エリア
千葉県には、成田市にある本社、佐倉市にある佐倉ショールーム店、旭市にある旭・東総店、香取郡にある創業店の4店舗があります。
本社では、千葉県成田市・富里市・山武郡(芝山町)・印旛郡(栄町・酒々井町)八街道市、佐倉市(一部)が施工エリアとなっています。佐倉ショールーム店の施工エリアは千葉県佐倉市・八街市、旭・東総店は千葉県旭市・匝瑳市・山武郡(横芝光町)・山武市(松尾町)です。創業店は千葉県香取郡(東庄町・多古町)・香取市(小見川・山田)の施工に対応しています。近隣のエリアでは対応できる場合もあるため、お気軽にご相談ください。
・茨城県内の施工エリア
茨城県には、牛久市にある牛久・龍ヶ崎・阿見店、鹿嶋市にある鹿嶋・神栖店、稲敷市にあるパルナ稲敷・佐原ショールーム店の3店舗があります。
牛久・龍ヶ崎・阿見店は茨城県牛久市・龍ヶ崎市・稲敷郡(阿見町・美浦村)・土浦市・取手市・つくば市(一部)が施工エリアとなっています。鹿嶋・神栖店は茨城県鹿嶋市全域・神栖全域、パルナ稲敷・佐原ショールーム店は茨城県稲敷市、潮来市・行方市(麻生)・千葉県香取市(佐原・栗源)・香取郡(神崎町)・成田市(大栄)での施工に対応しています。近隣のエリアでは対応できる場合もあるため、お気軽にご相談ください。
◼ まとめ
トイレのリフォームは故障した場合に交換することが多いですが、節水対策や安全性の向上といった他の必要性からリフォームする場合もあります。リフォームを行う場合には、便座のサイズやドアを開ける向き、床や壁の素材などに注意してプランを決めるようにしましょう。
ハウジング重兵衛では、トイレをはじめとする水回りのリフォームを行っています。千葉県と茨城県でリフォーム業者をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。無料でプランの作成やお見積りを行っています。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター