古いサッシは要注意!窓リフォームで冷気と騒音をブロック

冬になると「窓際が冷える」「結露がひどくカビが発生する」「交通音や外の騒音が気になる」といった悩みが増えます。

特に築年数の経った住宅では、アルミサッシや単板ガラスが主流であり、断熱性能や遮音性能が低いケースが多く見られます。

窓は住宅の開口部の中でも熱損失が大きく、全体の約50〜60%が窓から逃げると言われています。

そのため、窓リフォームは快適な冬の住まいづくりにおいて非常に効果的です。本記事では、古いサッシがもたらす問題点、断熱・遮音性を高めるリフォーム方法、施工時の注意点について詳しく解説します。

この記事は、次の人におすすめです!
・窓際が寒く暖房費がかさむ家庭
・結露や騒音に悩んでいる方

1 古いサッシが冬の寒さと音漏れの原因となる理由

古い住宅に使われているアルミ製のサッシは、熱伝導率が高く、外気の冷たさがそのまま室内に伝わってしまう特徴があります。

また、単板ガラスの場合、ガラス面からも冷気が侵入し、室内の温度低下や結露発生を招きます。

ガラス表面の温度が露点を下回ると結露が発生し、放置すると黒カビの原因となり健康被害に繋がることもあります。

さらに古いサッシは気密性が低く、わずかな隙間から風が入り込み、暖房効率を下げる原因となります。

サッシが歪んでいる場合には、鍵を閉めても密閉されず、冷気だけでなく騒音も伝わりやすくなります。特に道路沿いや線路近くの住宅では、外部騒音がダイレクトに室内に入ることが多く、生活ストレスの原因になるケースも見られます。

2 効果的な窓リフォーム方法と導入メリット

窓リフォームの方法として代表的なのが「内窓(二重窓)設置」「断熱窓への交換」「ガラス交換」の3種類です。

中でも内窓設置は人気が高く、既存窓の内側に樹脂製の高断熱サッシを追加するだけで、断熱性能・遮音性能・気密性が大きく向上します。

施工は1~2時間程度で完了するケースが多く、費用も比較的抑えられるため、初めての断熱リフォームに適しています。

窓そのものを断熱仕様に交換する場合は、複層ガラスやLow-E複層ガラスを選ぶことで、冬は熱を逃がさず夏は遮熱効果も期待できます。

また、樹脂サッシはアルミに比べ熱伝導率が1/1000程度と言われており、窓自体が冷たくなりにくいため結露防止にも効果的です。騒音対策としても有効で、内窓や複層ガラスを導入することで最大40dB程度の防音性能を高められる場合もあります。

これらのリフォームを行うことで、暖房費の削減や室内温度の安定化、ヒートショック予防にもつながるため、冬の快適性や健康面において大きな効果が期待できます。

3 施工時の注意点と長期的に快適に使うためのポイント

窓リフォームを行う際には、住宅の構造や窓枠の状態を事前に確認し、適切な施工方法を選ぶことが重要です。

サッシの歪みが大きい場合は補修が必要になるほか、木枠の場合は断熱材や防腐処理の追加が求められることもあります。

施工後は、換気を適切に行うことがポイントになります。

断熱性が高い住宅ほど結露しやすくなるため、換気扇や24時間換気を活用し、湿度が高くならないように管理することが大切です。また、窓サッシ周辺のパッキンの劣化を防ぐため、定期的に点検・掃除を行うことで長期的な性能維持が期待できます。

まとめ

  • 古いサッシは冷気・結露・騒音の主要原因となる
  • 内窓や複層ガラスの導入で断熱性・遮音性が大幅に向上
  • 施工品質と換気管理が長期快適使用のポイント

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