壁紙リフォームは“貼るだけ”じゃない!下地処理の重要性とは

壁紙リフォームというと「古い壁紙を剥がして、新しいものを貼るだけ」と思われがちですが、実はその前段階にある“下地処理”こそが仕上がりの美しさと耐久性を左右する重要な工程です。

下地が不十分だと、せっかくのリフォームも数年で浮きや剥がれが発生してしまうことがあります。

今回は、見た目にも品質にも大きな影響を与える「下地処理」の重要性について詳しく解説します。

この記事は、次の人におすすめです!
・長年住んでいるお部屋の雰囲気に飽きてきた
・壁紙を替えて気分もリフレッシュしたい

1 下地の状態で仕上がりが決まる

壁紙の下にある壁面は、表面が平らでなめらかであることが理想です。

古い壁紙を剥がしたあとの下地には、糊の残りや小さな凹凸、ヒビ、剥がれなどがある場合が多く、これらを処理せずにそのまま貼ると、新しい壁紙にシワや浮きが出てしまう原因になります。

また、下地の素材(石膏ボード、ベニヤ板、モルタルなど)によっても処理方法は異なるため、状況に応じた対策が必要です。

プロの業者はこうした下地の状態をしっかりと確認し、適切な処理を行います。

  • 下地の凹凸や傷は仕上がりに大きく影響
  • 素材ごとに異なる処理方法が必要
  • 見た目の美しさを保つために下地確認は必須

2 パテ処理とサンディングで平滑な面を作る

壁紙をきれいに貼るためには、パテ処理とサンディングが欠かせません。

まず、壁面の凹みや傷をパテで埋め、完全に乾燥させたあと、表面を滑らかに研磨することで、壁紙が均一に密着する状態が整います。

この工程を怠ると、時間の経過とともに壁紙が剥がれたり、気泡が発生したりするリスクが高まります。

見た目に違いが出るだけでなく、耐久性にも大きな差が出るため、丁寧な下地処理はプロの職人にとって基本中の基本といえます。

  • パテで傷や穴をしっかり埋めることが重要
  • サンディングで滑らかな面を作ると密着性が向上
  • 時間と手間をかけることで長持ちする仕上がりに

3 下地処理が耐久性とコストに影響する

一見すると目立たない下地処理ですが、これを丁寧に行うことで壁紙の“もち”が格段に良くなります。

逆に、下地処理を省略すると、数年で再施工が必要になることもあり、結果的に余計なコストや手間がかかってしまいます。

特に湿気の多い場所や、壁に負荷がかかる箇所では、下地が不安定だとすぐに劣化が進行します。

長期的な視点で見れば、初期にしっかりと下地処理をしておくことが、コストパフォーマンスの良いリフォームにつながるのです。

  • 下地処理の丁寧さが壁紙の耐用年数を左右する
  • 将来的な剥がれや再施工のリスクを減らせる
  • 結果的にコスト削減と満足度アップにつながる

まとめ

壁紙リフォームの美しさと持続性は、見えない部分である「下地処理」に大きく左右されます。

しっかりとした下地処理があってこそ、仕上がりが美しく、長持ちする壁紙になるのです。

短期間で仕上げるDIYでは難しい工程でもあるため、プロに依頼することでより満足度の高い仕上がりが期待できます。

  • 壁紙の見た目と耐久性は下地処理がカギ
  • パテ処理やサンディングなどの工程が仕上がりに影響
  • 長期的な視点でプロによる丁寧な施工が理想的

ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール

かけがえのない日々の想い出を、より素敵に彩るお手伝いこそ、私たちハウジング重兵衛のしあわせです。
お客様の幸せを、自らの幸せに感じて。
あらゆる家づくりと住まいのプロフェッショナルとして、地元千葉と茨城との地域密着や社会貢献にもつながっていく企業として、お客様の幸せを礎に、200年企業を目指してまいります。
Instagram

リフォームを中心とした住宅業界

免許登録

・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号

資格情報

・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター