新旧徹底比較!お風呂の掃除のしやすさはここが違う!
お風呂は毎日使う場所だからこそ、掃除が大変だと感じる方も多いでしょう。
湿気や汚れが溜まりやすく、掃除の手間を減らしたいと考えるのは当然です。
しかし、お風呂の設備も時代とともに進化し、掃除のしやすさが大幅に向上しています。
今回は、旧式のお風呂と最新式のお風呂を比較しながら、掃除のしやすさに注目して解説します。
お風呂の掃除が面倒だと感じている方に、どのように選べば掃除の負担を軽減できるかを知っていただける内容です。
この記事は、次の人におすすめです!
・お風呂が古くなり、交換やリフォームを考えている方
・お風呂の掃除が大変と感じている方
1 壁や床の素材が進化
旧式のお風呂では、タイルが主流でした。タイルは耐久性に優れた素材であり、多くの家庭で採用されていたものの、タイルとタイルの間にある目地部分の掃除が非常に面倒でした。
目地には汚れやカビが入り込みやすく、こまめに掃除しないと、黒ずんだりカビが繁殖してしまうことが多かったため、掃除の手間がかかりました。
また、目地の隙間に汚れが溜まるため、掃除ができていない部分が目立ちやすく、清潔さを保つのが難しいというデメリットもありました。
一方、最新式のお風呂では、目地のないパネル式の壁材が採用されることが増えています。
これらの壁材は、平滑で汚れが付きにくい上、掃除もしやすい特徴があります。
さらに、壁材自体に防汚加工が施されており、カビの発生を抑える機能も備えているため、掃除の頻度や労力を大幅に軽減できます。
最近では、防カビ機能を持った特殊なコーティングが施されているパネルも多く、これによりお風呂を使った後でも簡単に拭き取るだけで清潔に保つことができるのです。
- 旧式:タイル目地の掃除が大変、カビが繁殖しやすい
- 最新式:目地がないパネル式の壁材で掃除が簡単、カビ防止加工あり
- 素材の工夫で掃除が楽になり、清潔さを保ちやすい
2 浴槽の形状と素材の違い
昔ながらの鋳物ホーロー浴槽は、その重さと頑丈さから耐久性に優れ、多くの家庭で長年使用されてきました。
しかし、鋳物ホーローは表面が傷つきやすく、その傷に汚れがたまりやすいという欠点があります。
特に水垢や石鹸カスが溜まりやすく、これを放置すると浴槽が黒ずみ、掃除が難しくなることも少なくありません。
また、鋳物ホーローは表面がザラザラしており、汚れがしっかりと吸着してしまうため、掃除をしないとその汚れが取り切れないこともあります。
一方、最新の浴槽はアクリルや人工大理石が主流になっています。これらの素材は表面が滑らかで、汚れがつきにくいのが特徴です。
アクリルや人工大理石の浴槽は、掃除が格段にしやすく、汚れが付きにくいため、頻繁に掃除をしなくても清潔を保つことができます。
また、浴槽の形状も工夫されており、底面がフラットで隅々まで手が届きやすくなっているため、掃除の際にストレスを感じにくくなっています。
さらに、最近の浴槽は抗菌加工が施されているものも多く、汚れを防ぐだけでなく、カビの発生を抑制する効果も期待できます。
- 旧式:鋳物ホーロー浴槽は汚れがたまりやすく、掃除が面倒
- 最新式:アクリルや人工大理石で汚れが付きにくく、掃除が楽
- デザインや素材の工夫で掃除の負担を大幅に軽減
3 排水口の設計
お風呂の排水口は、意外にも掃除が面倒な部分の一つです。
特に旧式のお風呂では、排水口が細かい部品で構成されていることが多く、髪の毛や石鹸カスなどが絡まりやすいです。
このような排水口は掃除をしようとすると、細かい部品を一つ一つ取り外して掃除する必要があり、手間と時間がかかることが多いです。
また、排水口に汚れが溜まると、臭いや詰まりの原因になり、定期的な掃除を怠ると水の流れが悪くなることもあります。
一方、最新のお風呂では、排水口の設計も進化しています。
最近では、髪の毛や汚れをキャッチしやすい特殊なフィルターが内蔵されている排水口が登場しており、簡単に取り外して掃除できるものも増えています。
フィルターを使うことで、髪の毛が絡まるのを防ぎ、排水口の詰まりを予防できるため、掃除の手間が大幅に削減されます。
また、排水口のカバーが大きくなったり、フラットなデザインに変更されることで、ゴミが溜まりにくくなり、日常的な掃除がしやすくなりました。
- 旧式:排水口の掃除が面倒、細かい部品を一つ一つ外して掃除
- 最新式:フィルター内蔵やフラット設計で掃除が簡単
- 排水口の設計改良で掃除の手間を削減
まとめ
お風呂の掃除は、新しい技術や素材を活用することで、驚くほど簡単になります。
最新のお風呂は掃除のしやすさを重視して設計されており、毎日の負担を大きく軽減することができます。
これからお風呂のリフォームを考えている方は、掃除のしやすさも重要な選択基準として考えてみてはいかがでしょうか。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター