トイレリフォームで失敗したくないあなたへ!押さえておきたいポイント
トイレが古くなってきて、不具合や劣化が出てきていませんか?そろそろトイレのリフォームを考えるころかもしれません。
トイレのリフォームは何度も繰り返して行うものでもないので、あまり失敗したくないですよね。
今回はそんなトイレのリフォームで失敗しないために知っておきたいポイントをいくつかご紹介いたします!
この記事は、次の人におすすめです!
・トイレが古くなり、交換やリフォームを考えている方
・トイレリフォームで失敗したくない方
1 トイレの種類
トイレは大きく分類すると「和式トイレ」と「洋式トイレ」の2種類があります。
現代において主流となっているのは後者の「洋式トイレ」で、「タンク一体型」、「セパレート型」、「タンクレス型」の3種類があります。
一方で「和式トイレ」は1960年に洋式トイレが採用されるまで主流だったタイプでした。
洋式トイレの中でも「タンク一体型」は便器とタンクが一体型になっていて、このタイプは隙間に汚れが付着しにくいというメリットがあります。
また、「セパレート型」は便器とタンクが分離しているタイプで、どちらかが壊れても一式を交換せずに片方だけ交換することが可能です。
「タンクレス型」は水道と直結していることでタンクがなく、すっきりとした見た目です。トイレ空間が広々と感じられることやお掃除がしやすいといった特徴があります。
2 トイレリフォームは便器の交換だけじゃない?
トイレリフォームの施工内容は便器の交換がメインとなっていますが、温水洗浄機の換装や床や壁の張替え、収納の造作などの工事も併せて行うことがあります。
特にトイレの壁や床は汚れが付着しやすく、便器と同じく衛生的に保つのが難しいとされています。
便器の交換と同時に床や壁を張り替えることで、衛生的で美しいトイレに蘇ります。
また、収納場所に悩んでいる場合は、トイレに収納したい物に合わせて収納スペースを造作してもらうこともできます。
3 失敗しないために必ず押さえたいポイント
リフォームの中でも水廻りのリフォームはそう沢山行うものではないので、絶対に失敗したくないですよね。
失敗しないためにも「将来を見据える」「予算・範囲を決める」「要望を伝える」「設備・床材の確認」などと言ったポイントは必ず押さえておきましょう。
- 10年、20年後の将来を見据える
陶器で出来た便器は割れたり壊れたりすることがそうそうありません。そのため一度リフォームを行うと10年、20年先も使い続けることが多いかと思います。
今抱えている悩みや理想的な機能を取り入れることだけではなく、未来を見据えた計画も大切になります。
例えば、20年後には親世代の方の足腰が弱ってしまい、介護が必要になっているかもしれません。
トイレでは狭い空間で立ったり座ったりする必要があります。「今」は問題のない動作でも年月を重ねていくうちに大変になっていきます。
「次のリフォームでいいや」と先延ばしにするのではなく、手すりの設置など「将来」を見据えたリフォームを行うことが重要です。 - 予算、施工範囲を決める
トイレのリフォームを行う前に、予算と施工する範囲を決めることも大切です。
ご家庭によってリフォームに充てられる予算は異なるため、リフォームしたい箇所の規模や工事内容に合う費用相場を調べた上で無理なく支払える予算を組むことが重要です。
便器の交換や床や壁紙の貼り替えだけ行うつもりでも、実際に剝がしてみると構造部分まで劣化が進行して大規模な改修になることもあります。その場合、費用は当初から大きく変わってしまうことになります。
工事が始まらないと分からない事も多いので、予算には可能な限り余裕を持つと良いでしょう。 - 要望はしっかりと伝える
リフォームを成功させるためには当然、入念な打ち合わせが必須です。
スムーズな打ち合わせを実現するために、設備や工事箇所についての知識を身に付けることや家族内であらかじめ要望をまとめることが必要です。
想像と違った出来栄えだったり、リフォーム後の後悔をしたりという事がないように、気になった点は打ち合わせで納得ができるまで質問をしましょう。引き渡し後は対応してもらえない事が多く、トラブルに発展するかもしれません。 - 設備の確認・設置
リフォームの失敗をしないために、設備の確認も怠らないようにしましょう。
例えば、トイレに傾斜があるかどうかの確認が必要になります。トイレの排水は便器と配管の間に「基準勾配」と呼ばれる傾斜があることでスムーズに行われます。これが無いと水が流れにくく、詰まりの原因になることもあります。
また、多くの方が設置する温水洗浄便座は、電力を使用するため、コンセントも必要になります。元々コンセントがないトイレには配線に合う位置にコンセントを設置する事も必要になります。
温水洗浄便座によって消費電力が異なるので、それに合わせたコンセントを設置しましょう。 - 床材の状態も確認
設備だけでなく、床材の状態も確認しましょう。トイレの床材は、想像以上に汚れや劣化が著しい場合があります。
トイレのリフォームの際は便器の交換だけでなく、床材の状態もチェックをした上で検討をしましょう。
従来の便器より現在の便器方が床との接地面が小さいため、便器だけ交換すると元々の便器の跡が残ることもあります。
きちんとお手入れをしても、この跡が完全に消えることはほとんど無いため、せっかくリフォームするのであれば、床材まで交換する方が良いでしょう。 - 壁材の消臭効果にも目を向けてみる
臭いが籠りやすいトイレ。壁材を選ぶ際は消臭効果にも目を向けてみるといいかもしれません。
デザインによって印象が大きく変わりますが、見た目だけでなく機能にもこだわることが大事です。
素材によって、臭いや湿気を吸収する機能だけでなく、カビの発生を抑える物もあります。
また、白より、アイボリーやピンク、など淡い色や柄物の壁材を使うことで汚れを目立たなくさせることも可能です。
4 まとめ
トイレリフォームは数十万円が必要となってしまうため、可能な限り失敗は無いようにしたいですね。そこで今回は失敗しないためのポイントをいくつかご紹介しました。
将来を見据え、予算や内容を考え、業者にしっかりと要望を伝えることがトイレリフォーム成功の大きな近道となります。
便器の製品選びだけでなく、設備の確認や床材、壁材もしっかり考慮することが大切です。
ハウジング重兵衛は、トイレなど水回りのリフォームを得意としています。
トイレやその他水回りのリフォームを検討している方やこの記事を読んで興味を持った方はぜひ、お近くの店舗へご相談ください!
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター