壁紙は「デザイン」だけじゃない?暮らしに合わせて選ぶ「機能性壁紙」のすすめ
千葉市・四街道市のリフォームならお任せ!ハウジング重兵衛 千葉若葉ショールームの長尾です。
早速ですが壁紙を選ぶとき、皆さんは何を基準に選びますか?
「部屋を明るくしたいから白系にしよう」
「アクセントクロスでおしゃれにしたい」
「木目調や石目調の壁紙にしたい」
このように、色や柄などの「デザイン」を中心に選ぶ方が多いと思います。
もちろん、壁紙のデザインはお部屋の印象を大きく左右する大切なポイントです。
しかし、壁紙にはデザインだけでなく、「キズに強い」「汚れを落としやすい」「ニオイに配慮できる」「ひび割れを目立ちにくくする」など、暮らしを快適にするためのさまざまな機能があります。
今回は、サンゲツの「機能性壁紙ガイド」を参考に、リフォームの際に知っておきたい壁紙の機能について分かりやすくご紹介します。
そもそも「機能性壁紙」とは?
機能性壁紙とは、一般的な壁紙に加えて、特定の悩みや用途に合わせた機能を持つ壁紙のことです。
例えば、
- 子どもが壁を汚してしまう
- 家具などで壁紙にキズがつきやすい
- ペットの引っかきキズが心配
- トイレや玄関などのニオイが気になる
- 壁紙のひび割れが心配
- 花粉やアレル物質が気になる
- 古い壁紙を剥がした後の下地が気になる
こうした住まいのお悩みに合わせて、壁紙の機能を選ぶことができます。
つまり、壁紙選びは
「好きな色・柄を選ぶ」だけではなく、
「我が家にはどんな機能が必要なのか?」
という視点を加えることで、より暮らしに合った選択ができるのです。
1.「壁のキズが気になる」なら、表面強化タイプ
リフォーム後の壁紙で気になることのひとつが「キズ」です。
家具をぶつけたり、掃除機を当てたり、日常生活の中で壁紙には意外とキズがつきます。
特に、
- 廊下
- 玄関まわり
- 子ども部屋
- リビング
- ペットが行き来する場所
などは、壁紙への接触が多くなりがちです。
サンゲツでは、キズに強い壁紙として**「表面強化」「ウレタンコート」「スーパー耐久性」**などが紹介されています。
表面強化
一般的なビニル壁紙と比較して、表面強度が高いタイプです。
壁紙工業会規定の「表面強化壁紙性能試験」に適合した商品が該当します。
ウレタンコート
壁紙の表面をウレタン樹脂でコーティングすることで、表面強度を高めています。
キズへの強さだけでなく、汚れの拭き取りやすさや耐薬品性にも配慮されているのが特徴です。
また、施工性が良く、マットな質感に仕上がるという特徴もあります。
スーパー耐久性
より高い耐久性を求める場合に検討したいタイプです。
表面にラミネートしたエバール®フィルムなどによって耐久性を高めています。サンゲツでは、表面強化壁紙性能試験に準拠した性能が紹介されています。

「できるだけ壁紙を長くきれいに使いたい」という方は、こうした耐久性に配慮した壁紙を検討してみるとよいでしょう。
2.「子どもが汚す」「掃除をラクにしたい」なら、汚れに強い壁紙
小さなお子さまがいるご家庭では、壁紙の汚れが気になることも多いのではないでしょうか。
手あか、飲み物のはね、日常生活でついてしまうさまざまな汚れ。
せっかくリフォームした壁紙だからこそ、できるだけきれいに保ちたいですよね。
サンゲツでは、汚れに強い壁紙として、「撥水」「ウレタンコート」「汚れ防止」などが紹介されています。
撥水タイプ
表面の撥水コートによって水汚れをはじき、汚れを拭き取りやすくした壁紙です。
水がかかりやすい場所や、日常的に拭き掃除をしたい場所などで検討しやすい機能です。
汚れ防止タイプ
表面にフィルムをラミネートすることで、汚れが付着しにくく、拭き取りやすい性能を持たせています。
サンゲツでは「フィルム汚れ防止壁紙」として、油汚れ、水汚れ、貼り上がりのきれいさなど、特長に合わせたタイプも紹介されています。
3.「ペットがいる」なら、キズ・汚れ・ニオイをまとめて考える
ペットと暮らしている場合、壁紙にはさまざまな負担がかかります。
例えば、
- 爪などによる引っかきキズ
- 体が壁に触れることによる汚れ
- ペット特有のニオイ
などです。
このような場合は、ひとつの機能だけを見るのではなく、耐久性・汚れ・消臭などを組み合わせて考えることがポイントです。
サンゲツの「機能性×デザイン」のページでも、ペットとの暮らしに向いた壁紙としてスーパー耐久性が紹介されています。表面強度や汚れ、ニオイの染み付きに配慮したタイプです。
ただし、壁紙の機能だけですべてのキズやニオイを防げるわけではありません。
ペットと暮らすご家庭では、「壁紙をできるだけきれいに保ちやすくする」という考え方で機能を選ぶのがおすすめです。
4.「トイレや生活臭が気になる」なら、消臭機能
家の中でニオイが気になりやすい場所といえば、トイレや玄関、ペットのいる空間などがあります。
こうした場所では、消臭機能を持つ壁紙を選択肢に入れることができます。
サンゲツでは、
- ルームエアー(消臭)
- フィルム汚れ防止 消臭タイプ
などが紹介されています。
ルームエアー(消臭)
壁紙表面に練り込まれた薬剤によって消臭効果を発揮するタイプです。
サンゲツの公式情報では、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アンモニアなど、さまざまなニオイへの効果が紹介されています。
フィルム汚れ防止 消臭タイプ
こちらは、汚れ防止と消臭の両方を備えたタイプです。
「ニオイだけでなく、壁の汚れもできるだけ抑えたい」という場合に検討しやすい壁紙です。
5.「壁紙のひび割れが心配」なら、ストレッチタイプ
リフォームの際に意外と重要なのが、壁紙そのものだけではなく下地との相性です。
建物や下地が動くことで、壁紙にひび割れが発生することがあります。
そこで検討したいのが、ストレッチ・ハードストレッチタイプです。
特にハードストレッチ壁紙は、特殊な配合によって下地の動きに追従し、ひび割れをカバーして目立ちにくくする機能が紹介されています。
もちろん、建物の状態や下地の状況によって必要な施工方法は変わります。
そのため、「壁紙を選ぶ」だけではなく「下地の状態を確認する」ことも、リフォームでは非常に重要です。
6.「家族の衛生面が気になる」なら、抗ウイルス・抗菌・抗アレル
壁紙には、室内環境に配慮した機能を持つものもあります。
サンゲツでは、
- 抗ウイルス壁紙
- ライトフレッシュ壁紙
- 抗アレル壁紙
- 抗菌機能のある壁紙
などが紹介されています。
抗ウイルス壁紙
壁紙表面に付着したウイルスに対する機能を持つ壁紙です。
サンゲツ公式では、ISO 21702に準拠した試験について、24時間後に99%以上低減という結果が紹介されています。
抗アレル壁紙
壁紙表面に付着したアレル物質の働きを低減する機能を持つタイプです。
サンゲツでは、2時間でダニアレル物質を約82%、スギ花粉アレル物質を約72%低減する試験結果が紹介されています。
抗菌壁紙
壁紙表面に付着した細菌の増殖を抑えることに効果がある壁紙です。
「家の中をできるだけ清潔に保ちたい」という方は、こうした機能も壁紙選びのポイントになります。
※これらは壁紙に付加された機能であり、すべてのウイルス・細菌・アレル物質を除去・防止することを意味するものではありません。使用環境や条件によって効果は異なります。
7.リフォームだからこそ「下地の凹凸」もチェック
新築とリフォームでは、壁紙選びで考えるポイントが少し違います。
特に壁紙の貼り替えでは、古い壁紙を剥がした後の下地に凹凸が残ることがあります。
そのまま新しい壁紙を貼ると、せっかくきれいな壁紙を選んでも、下地の状態が表面に出てしまう場合があります。
そこでサンゲツでは、**「リフォーム推奨品」**が紹介されています。
リフォーム推奨品は厚みがあり、下地の凹凸が目立ちにくく、壁紙の貼り替えに適した商品です。
また、不燃認定壁紙の中でもしっかりとした厚みがあり、下地が目立ちにくい「eセコウクロス」も紹介されています。
これはリフォームをする際に、ぜひ覚えておきたいポイントです。

「新しい壁紙を選ぶ」だけでなく、「今の壁の状態に合った壁紙を選ぶ」ことが、きれいな仕上がりにつながります。
8.結局、どの機能を選べばいい?
ここまで紹介した機能を、悩み別にまとめてみましょう。

※上記はサンゲツ公式の機能性壁紙情報をもとに整理したものです。実際の商品選定では、設置場所や下地の状態、必要な性能などを確認することが大切です。
9.壁紙選びは「デザイン×機能性」で考えよう
壁紙選びというと、
「白にするか、ベージュにするか」
「アクセントクロスを入れるか」
「木目にするか、石目にするか」
といったデザイン面に目が行きがちです。
しかし、そこにもうひとつ、「この部屋にはどんな機能が必要?」という視点を加えてみてください。
例えば、
リビング
家族が集まる場所なので、汚れやキズへの配慮。
子ども部屋
汚れやキズ、必要に応じて抗菌・抗アレルなど。
玄関
汚れやすさ、生活臭への配慮。
トイレ
汚れ防止や消臭。
ペットスペース
キズ・汚れ・ニオイへの配慮。
古い家の壁紙貼り替え
下地の凹凸を考慮したリフォーム向けの壁紙。
このように、部屋の用途やご家族の暮らし方によって、適した機能は変わります。
まとめ|壁紙は「好き」だけでなく「暮らし」から選ぶ
壁紙は、お部屋の雰囲気を変えるだけのものではありません。
毎日の暮らしの中で、
- 汚れ
- キズ
- ニオイ
- ひび割れ
- 衛生面
- 下地の凹凸
など、さまざまなお悩みに合わせて機能を選ぶことができます。
壁紙を選ぶときは、
① まず「家のどこが気になるのか」を考える
↓
② 部屋の用途や家族構成に合わせて「必要な機能」を選ぶ
↓
③ 最後に色・柄・デザインを選ぶ という順番で考えてみるのがおすすめです。
「デザイン × 機能性」
この2つを組み合わせることで、見た目だけでなく、より暮らしやすい住まいを目指すことができます。
リフォームで壁紙を貼り替える際は、ぜひ「どんな壁紙が好きか」だけでなく、**「どんな暮らしをしたいか」**という視点から壁紙を選んでみてはいかがでしょうか。
壁紙の種類や機能は非常に多いため、「自分の家にはどの機能が合うのか分からない」という場合は、リフォーム会社に相談しながら選ぶのもおすすめです。
※今回の記事では、株式会社サンゲツの「機能性壁紙ガイド」を参考に、壁紙のさまざまな機能についてご紹介しました。キズや汚れ、ニオイ、ひび割れなど、暮らしのお悩みに合わせた壁紙選びの参考にしてみてください。