システムキッチンの種類や特徴を知って使いやすく快適なリフォームを実現しよう!
一日の中でも大切な食事。だからこそ快適に、そして楽しくお料理をしたいと思っている方も多いと思います。
ぜひとも、キッチンリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
今回は、使いやすく快適なシステムキッチンの設備についてご紹介していきます。ぜひ、ご参考にしてください。
この記事は、次のような人におすすめです!
・毎日のお料理をもっと楽しく、快適にしたい
・最新の設備を取り入れたい
・システムキッチンについて知りたい
目次
1 システムキッチンとは?
システムキッチンは、従来のキッチンとは一線を画す、シンク、コンロ、調理台、収納などが一体となったユニット型のキッチンです。
洗練されたデザインと機能性を兼ね備え、限られた空間を最大限に活かした設計は、料理をより楽しく快適なものへと変えてくれます。
便利な特徴
もしも、あなたが新しくシステムキッチンを選ぶ場合、どんなメリットがあるのでしょうか?
システムキッチンは、見た目だけではない、様々な魅力が詰まっています。機能性、お手入れ、デザイン、品質など、様々な特徴があります。
- 使い勝手が良い
システムキッチンは、食洗機やビルトインコンロなど、料理を楽しくしてくれる様々な機能を搭載しています。これらの機能を活用すれば、毎日の料理がもっと楽しく充実したものになりますね。 - 掃除がしやすい
システムキッチンは、ワークトップやシンク継ぎ目が少なく、汚れが溜まりにくい構造になっています。また、ホーローやステンレスなどの汚れが落ちやすい素材が使われていることが多いので、掃除がしやすいのもメリットです。 - 費用の幅が広い
システムキッチンの価格は、メーカー、グレード、サイズ、オプションで変動し、数十万円から数百万円まで幅広く設定されています。しっかりと検討して、希望と予算に合ったものを選びたいですね。
どんな種類があるの?
システムキッチンには、様々な種類があります。それぞれの特徴や長所を知ることで、より快適なキッチンを手に入れることができるでしょう。
ここでは、代表的なものを紹介していきます。家族構成やライフスタイル、キッチンの広さなどを考慮して、ぜひとも、あなたに最適なものを見つけてください。
代表的な種類 | 特徴 |
---|---|
I型キッチン | I型キッチンは「壁付け型」と呼ばれる、壁に沿って設置する最もシンプルなタイプのキッチン。限られたスペースでも設置しやすいので、一人暮らしや夫婦二人暮らしなど、少人数のご家庭におすすめ。他にもL型やU形などもあるが、壁に沿っているという特徴は共通。 |
アイランドキッチン | アイランド型キッチンは「対面型」と呼ばれる、キッチン全体が独立した島のような形をしたタイプ。開放感があり、家族や友人が集まりやすい空間を作ることができる。広いキッチンスペースになるのが特徴。 |
ペニンシュラキッチン | ペニンシュラ型キッチンは、アイランド型キッチンのような「対面型」で、壁に一部繋がっているタイプ。アイランド型キッチンよりもスペースを必要とせず、開放感と使いやすさを兼ね備えている。 |
2 しっかり選びたい、シンクの選び方
毎日使用するシンクは、システムキッチンにおいて重要な役割を担っています。洗い物だけではなく、食材の準備や調理など、様々な作業でを支える場所です。
もしかしたら、キッチンで過ごす時間の半分以上はシンクの前かもしれません。だからこそ、慎重に選びたいですよね。
シンクは素材だけでなく形によっても、使い勝手やデザイン、機能性が大きく変化します。それぞれの特徴を考慮して選びたい設備です。
シンクの素材で変わる特徴
シンクには、熱、傷、腐食などに対して様々な強みを持つ素材があります。
しかし、どの素材にも強みに伴う弱点があるのです。
ここでは、代表的なものを紹介していきます。それぞれの特徴を知ることで、自分に一番合ったシンクの素材を見つけたいですね。
代表的な種類 | 長所 | 注意点 |
---|---|---|
ステンレス | 最も一般的で、耐久性と価格のバランスが良い素材。お手入れも簡単で、熱にも強い。 | 傷や水垢が目立ちやすい。 |
人工大理石 | 高級感のある見た目で、キッチンを華やかに彩り、傷や水垢にも強いのでお手入れが簡単。豊富なカラーバリエーションでキッチンに合わせやすく、長く美しい状態を保てる。 | 熱に弱いので熱い鍋を置くと変形する可能性がある。また、比較的価格が高い。 |
ホーロー | 鋳鉄製にガラス質の釉薬(うわぐすり)を施した素材。耐久性に優れ、傷や汚れに強い。酸やアルカリにも強く、腐食しにくいので長く愛用できる。 | 重量があるため、設置には注意が必要。強い衝撃に弱いので欠けてしまうことも。カラーバリエーションが少ない。 |
意外と重要!シンクの形
実のところ、シンクの形は機能性に大きな影響を与えます。
デザイン性も合わせて自分のニーズに合った物を選びたいですよね。
ここでは、代表的なシンクの形とその特徴について紹介します。
代表的な種類 | 長所 | 注意点 |
---|---|---|
角型 | 洗い物がしやすいので、スペースを有効活用できる。洗い物が多く、調理スペースも広く確保したい方におすすめ。 | 汚れが溜まりやすい。 |
丸型 | 角が無いので安全性が高い。柔らかい印象を与え、洗い物が少ない方や、デザイン性を重視する方におすすめ。 | 角型よりも洗い物がしにくい。 |
楕円形 | 角型と丸型のメリットを兼ね備えていて、洗い物がしやすく安全性も高い。 | 角型と丸型のメリットを兼ね備える分、デメリットも同じように兼ね備えている。 |
3 キッチンで一番使う、ワークトップの選び方
キッチンのワークトップは、毎日使用する重要な部分です。
見た目だけでなく、耐久性、耐熱性、耐汚性、掃除のしやすさなども考慮する必要があり、それぞれの強みを持った材質があります。
掃除のしやすさ、耐久性、価格など、素材によって長所と短所があります。生活スタイルに合わせて、しっかりと選びたいですね。
ここでは、代表的なワークトップの素材をご紹介していきます。
代表的な種類 | 長所 | 注意点 |
---|---|---|
ステンレス | 耐久性が高く、熱や汚れに強い素材。お手入れが簡単で、傷やへこみに強い。 | 指紋などの汚れが目立ちやすい。 |
人造大理石 | 継ぎ目がない滑らかな表面で、掃除が簡単な素材。色や柄のバリエーションが豊富。 | 熱に弱く、傷つきやすい。 |
天然石 | 高級感のある見た目で、耐久性が高く、熱や汚れに強い素材。 | 価格が高く、定期的なメンテナンスが必要。 |
セラミック | 耐久性、耐熱性、耐汚性に非常に優れている素材。傷や汚れに強く、お手入れが簡単。 | 加工が難しいため複雑な形状にはできず、価格も高い。 |
メラミン | 価格が安く、軽量でDIYに適している素材。 | 耐久性が低い。熱や汚れに弱い、傷つきやすい。 |
タイル | デザインのバリエーションが豊富で、汚れや傷に強い素材。 | 目地が汚れやすく、掃除が面倒。 |
木材 | 温かみのある見た目で、抗菌性がある素材。 | 傷つきやすく、水に弱い、定期的なメンテナンスが必要。 |
4 スペース?片づけやすさ?収納の選び方
キッチンは、食器、調理器具、食品など、さまざまなものを収納する必要があります。
しかし、多くのものを収納しようとすると、どうしてもスペースや利便性を欠いてしまう場合があります。
ここでは、代表的な収納の種類を紹介していきます。それぞれの長所と短所を把握して、できるだけスペースを活用した、それでいて使いやすい収納を選びたいですね。
代表的な種類 | 長所 | 注意点 |
---|---|---|
吊り戸棚 | 多くのものを収納できる。 | 場所が高くなりがちで収納に手間が掛かる。 |
壁面収納 | 吊り戸棚よりも低い位置にあり、出し入れがしやすい。 | 収納量が少ない。 |
キッチンカウンター下 | 調理台と併用しやすい。 | 奥行きが浅いため、大きいものは収納しにくい。 |
シンク下 | 水回りの近くにあるので、洗い物などを収納するのに便利。 | 排水管などのスペースのために、収納スペースが限られる。 |
パントリー | 保管庫として間取りに組み込むパントリーは、食品やストック食材などをまとめて収納できる。 | 大きくスペースを取るため、キッチン内に設置できない場合も。 |
食器棚 | 収納として家具を設置すれば、収納量もスペースも自由自在。 | デザインが合わなかったり、スペースが足りなかったりすることも。 |
キッチンワゴン | 移動式のキッチンワゴンなら簡単に収納スペースを移動できる。 | 収納量の少なさや移動の手間があり、置き場所によっては邪魔になることも。 |
5 料理に欠かせない、コンロの選び方
コンロは、キッチンの重要な設備の一つです。
毎日料理をする上で欠かせない存在であり、使い勝手や安全性はもちろん、デザインもこだわりたいですよね。
ここでは、コンロを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。
- ガス
IHではなくガスコンロを選ぶ場合もあります。ガスには都市ガス、プロパンガスの2種類があるので、ガスコンロにしたい場合は、お住いの地域のガス種をしっかりと確認しておきましょう。 - 設置タイプ
ビルトインコンロとテーブルコンロの2種類があります。ビルトインコンロはキッチンに埋め込むタイプで、スタイリッシュな印象を与えます。テーブルコンロは置くだけのタイプで、手軽に設置できます。 - グリル
魚焼きグリルには、両面焼きタイプと固め焼きタイプがあります。両面焼きタイプは裏返す手間が省け、便利です。 - 安全機能
立ち消え安全装置や過熱防止装置など、安全機能が充実しているものを選びましょう。 - その他機能
オート調理機能やタイマー機能など、便利な機能もたくさんあります。
6 空気を清潔に、レンジフードの選び方
料理中に発生する煙や臭いを外に排出してくれるレンジフード。快適なキッチン環境を作るために、重要な役割を果たしています。
レンジフードを選ぶ際には、以下のポイントを考慮したいですね。
- 換気能力
レンジフードの換気能力は、毎分〇立方メートル(㎥)という単位で表されます。キッチンの広さや、使用するコンロの種類に合わせて、適切な換気能力のものを選びましょう。 - 風量
風量は、レンジフードの吸引力を表す指標です。風量が大きければ大きいほど、煙や臭いを効率的に排気することができます。 - 音
レンジフードは、モーターの回転音や風切り音などが発生します。静音性の高いものを選ぶと、快適に料理することができます。 - デザイン
レンジフードは、キッチンの目立つ場所に設置されます。キッチンの雰囲気に合ったデザインを選びましょう。 - 機能
レンジフードには、タイマー機能やオート清掃機能など、さまざまな機能が搭載されています。必要な機能を備えたものを選びましょう。
7 まとめ
キッチンは毎日の食事作りだけでなく、家族との団らんや洗い物など、様々な生活シーンの中心となる重要な空間です。
自分のライフスタイルやニーズに合ったシステムキッチンを選ぶことで、料理の時間をより楽しく、家事全体の効率もアップすることができるでしょう。
理想の住まいを実現することで、生活の質を大きく向上させることができます。ぜひこの機会に、キッチンリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター