洗面所のリフォームで床工事が必要なケースはどんなものがあるの?
洗面所は毎日使う場所であり、水回りということもあって、長年使っていると床の劣化が目立ちやすい場所です。
リフォームを検討する際、床の状態によっては、床工事が必要になることがあります。
今回は、洗面所のリフォームで床工事が必要になるケースについて解説します。
この記事は、次のような人におすすめです!
・洗面台のリフォームを考えている!
・床の工事が必要って聞いたけど本当か知りたい!
1 水漏れや湿気による床の劣化
床工事が必要なケース
洗面所の床は、日常的に水や湿気にさらされやすいため、長年の使用によって床材が劣化することがあります。特に、洗面台からの水漏れや洗濯機の設置場所が原因で、床が傷むことがよくあります。
床劣化の具体例
- 床材の浮きや剥がれ:水分が床材に浸透すると、床材が膨張して浮き上がったり、剥がれたりすることがあります。この場合、床材の張替えが必要です。
- カビの発生:湿気が原因で床下にカビが発生することがあります。カビは健康にも悪影響を及ぼすため、カビが発生した場合は、床材を撤去し、新しい床材に張り替える工事が必要です。
2 床の傾きや沈み込み
床工事が必要なケース
古い家や、長年使い続けた洗面所では、床が部分的に沈んでしまったり、傾いてしまったりすることがあります。これは、床下の構造が劣化している可能性が高く、見過ごすとさらなるトラブルにつながることがあります。
床の傾きや沈み込みの原因
- 構造材の劣化:床下の構造材が湿気やシロアリなどによって劣化すると、床が沈んだり傾いたりすることがあります。この場合、床下の補強工事や、場合によっては床全体の張り替えが必要です。
- 基礎の不具合:家の基礎部分に不具合がある場合、床が部分的に沈んだり傾いたりすることがあります。基礎の修理と合わせて、床工事が必要になることがあります。
3 床材の老朽化やデザイン変更
床工事が必要なケース
洗面所の床材が古くなり、見た目が悪くなったり、機能性が低下したりした場合、リフォーム時に床材を新しくすることが多いです。また、インテリアのトレンドが変わったり、洗面所全体のデザインを一新したい場合にも、床材の張り替えが必要になります。
床材の老朽化やデザイン変更の具体例
- 床材の摩耗や変色:洗面所の床材は日々の使用で摩耗しやすく、特にクッションフロアやビニールシートの場合、劣化が早いことがあります。このような場合、新しい床材に張り替えることで、洗面所全体の雰囲気が明るくなり、清潔感も向上します。
- デザインの統一:洗面所リフォームで床材を変更することで、全体のデザインを統一し、洗練された空間を作り上げることができます。特に、洗面台や壁紙と合わせて床材を選ぶと、インテリアの一貫性が保たれ、よりおしゃれな空間になります。
4 バリアフリー化による床の調整
床工事が必要なケース
家族に高齢者がいる場合や、将来的にバリアフリーに対応した住宅にしたい場合、洗面所の床をリフォームすることが考えられます。段差をなくすための床の調整や、滑りにくい床材への変更が必要になります。
バリアフリー化の具体例
- 段差の解消:洗面所の床と廊下や他の部屋との間に段差がある場合、それを解消するために床工事が必要です。段差をなくすことで、転倒のリスクを減らし、安全に使用できる空間を作ることができます。
- 滑りにくい床材の導入:洗面所は水を使う場所なので、滑りにくい床材を選ぶことが重要です。バリアフリーリフォームでは、滑りにくいクッションフロアや、防水性の高いタイルなど、機能的な床材に張り替えることが一般的です。
まとめ
洗面所のリフォームで床工事が必要になるケースは、床の劣化や構造の問題、デザイン変更、バリアフリー対応など多岐にわたります。
特に、日常的に水や湿気にさらされる洗面所では、床の劣化が進みやすいため、定期的に状態をチェックし、必要に応じてリフォームを行うことが重要です。
リフォームを通じて、清潔で快適な洗面所を実現し、家族全員が安心して使える空間を作りましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター