【実例つき】エコキュートの交換費用を紹介!補助金、選び方なども解説
エコキュートにエラーメッセージが出るようになった等で「交換が必要?」と考え始めたら、一番最初に気になるのは交換費用ではないでしょうか。業者に見積もりを依頼して、金額に驚く人も多いと思います。
そこで今回はエコキュート交換にかかる費用について、実例をまじえて詳しい情報を解説します。
メーカー保証、補助金、リースなど費用に関することはもちろん、エコキュートの選び方、交換業者の選び方もわかるので、ぜひ最後までごらん下さい。
コラムのポイント
- ・「エコキュートが故障したら修理?交換?」判断ポイントやメーカー保証などの基礎知識がわかる
- ・エコキュートの交換費用と工期の実例が確認できる
- ・エコキュートを選ぶポイント、交換業者を選ぶポイントがわかる
- ・エコキュート設置時に使える補助金制度がわかる
- ・エコキュートを長く使う方法がわかる
目次
■ エコキュートとは?交換時の基礎知識
エコキュートとは【外気の熱を取り込んで電気の力でお湯を沸かす仕組みの給湯器】のことです。外気の熱を利用するので、気温が高い季節ほど節電効果がアップします。
特徴は、購入費用が高く電気代がとても安いことです。ガス給湯器、電気温水器と比べてトータルでかかる費用が安いため、需要の高い設備です。
また2つの機械を屋外に設置することになるため、機械設置場所の確保が必要です。
- ・ヒートポンプユニット:空気中の熱を取り込み、温度調整をする機械
- ・貯湯タンク:湧いたお湯を貯めておく機械
→エコキュートとは|メリットやデメリット、メンテナンス方法も
・エコキュートの使用年数と交換時期
エコキュートの一般的な使用年数は、10年〜15年です。使い方によって10年以下になることも15年以上になることもあるので、ぜひ定期的にメンテナンスをして下さい。
※エコキュートの寿命を延ばすメンテナンス方法については、後ほど紹介します。
エコキュートの不具合時に交換するかどうかの判断は、以下を参考にして下さい。
- ✓購入数年後の小さな不具合なら修理
- ✓購入後10年に近いなら、小さな不具合でも交換の検討
冬にエコキュートの不具合でお湯が出なくなると、家事や入浴に支障が出ます。そのため、「不具合がおきなくても10年を過ぎたら交換する」というケースもあります。
また製造メーカーがエコキュートの補修部品を保存する期間は、「製品製造打ち切り後9年」と決まっています。そのため、購入後10年に近づいたエコキュートに不具合が出た場合は、修理業者から交換をすすめられると考えておきましょう。
・無料・有料の保証期間について
エコキュートには、製造メーカーの無料保証がついています。一般的な保証範囲は、修理代、部品代、出張料などです。
- ・ヒートポンプ:3年
- ・貯湯タンク:5年
- ・リモコン:1〜2年(メーカーによる)
製造メーカーごとに有料での保証延長もできるので、期間と費用を紹介します。(期間は無料保証期間を含んでいて、金額は全て税抜きです)
- ・パナソニック:5年〜10年で10,476円〜27,000円
- ・三菱:5年〜10年で、10,692円〜28,098円
- ・日立:7年〜10年で、20,954円〜33,143円
- ・ダイキン:10年で28,000円
また、販売店が独自に保証制度を提供している場合もあります。ぜひ有利な条件で購入できる方法を検討して下さい。
・リースもできる
エコキュート交換時には、電力会社等のリースを利用するという方法もあります。リース費用相場は10年間で50万円〜80万円で、月々分割での支払いです。
「購入するよりも総額が高くなる」、「途中で契約解除不可」などに注意が必要ですが、支払い負担を分散できるという点で便利な手段です。
■ 【実例つき】エコキュート交換の費用相場と工期
エコキュートは初期費用が高いため、交換にいくらかかるのか不安ですよね。そこで、実例をまじえて交換費用を紹介します。
・費用相場
エコキュート全体を交換する場合の費用相場は、工事費用も含めて40万円〜70万円です。費用に幅があるのは、グレードやタンクの大きさによって値段が違うためです。
・工期はどれくらい?工事中にお湯は使える?
エコキュートが故障した場合、販売店に在庫があれば1日〜数日で交換が可能です。交換時の工事は半日ほどで終わるので、家事やお風呂への影響もあまり心配いりません。
→お風呂のリフォームでできることとは?
ただし販売店に在庫がない場合は、「エコキュート入荷まで1〜2ヶ月待ち」というケースもあります。お湯が2ヶ月も使えないなんて、困ってしまいますよね。
そんなときに頼りになるのが、地元密着型のリフォーム業者です。複数の地元販売店とつながりがあるため、在庫を早急に確保できる可能性があります。
・エコキュート交換実例紹介
ハウジング重兵衛でも、過去にエコキュート故障でお困りのお客様に対応した実績があります。エコキュート交換実例の一部を紹介します。
こちらはエコキュート内部の水漏れで、修理ができない状況でした。他店では3ヶ月待ちだったのですが、3日で交換が終了しました。他にも水栓交換等のをご依頼頂き、費用は総額で50万円でした。
〈参考〉ハウジング重兵衛 本社(成田ショールーム)-ダイケン製エコキュート
こちらはリモコンにエラーが複数回出て、故障の可能性が高い状態でご依頼頂いた事例です。エコキュート需要の高まりで「納期が2〜3ヶ月」と言われていた時期なのですが、在庫を調べて早く交換できるエコキュートを確保し、半月ほどで交換できました。費用は50万円でした。
〈参考〉ハウジング重兵衛 旭・東総店-パナソニック製エコキュート
エコキュート交換は、在庫確保も含めて頼れる業者に依頼するのがおすすめです。次に、エコキュート交換業者の選び方も確認して下さい。
■ エコキュート交換業者の選び方
エコキュート交換を依頼できる業者は、以下のとおりです。
- ・工事も請け負うエコキュート販売店(ネット通販をしている業者もある)
- ・リフォーム会社
- ・家電量販店、地元の電気店
値段、取り扱い製品、対応などを考え合わせると、どこに依頼するか迷ってしまいます。そこで、以下のポイントを参考にして頂けると幸いです。
- ✓疑問が解決するまで、しっかり説明してくれる
- ✓補助金、本体の選び方など幅広い視野で提案をしてくれる
- ✓定期点検、修理などのフォローも相談できる
- ✓近隣と騒音・振動トラブルが発生しないよう、設置場所などをしっかり考えてくれる
エコキュートが出す音・振動については、通常は深夜でも気にならない範囲と言われています。でも、騒音・振動トラブルが多数報告されていることも事実です。
騒音は隣家との距離や向きを考慮する、振動はエコキュート本体の下にクッションを入れるなどで対策ができるため、ぜひ設置経験の豊富な業者に相談して下さい。
→リフォームは自社施工の業者が良い?メリットとデメリット
■ エコキュート交換時に使える補助金
エコキュート設置時に、補助金を受け取れる自治体があります。お住まいの自治体(都道府県、市区町村)で補助金制度を実施しているか、調べてみましょう。
補助金制度は複雑なので、調べてもよくわからない場合もあると思います。そんなときは、自治体の環境に関する窓口に問い合わせるのがおすすめです。また地元密着型の業者であれば、補助金制度についても把握しています。
→【簡単解説】エコキュート導入、交換で使える補助金|金額から申請方法まで
■ エコキュートの選び方
エコキュート選びで最初のポイントは、「家族が不自由なく使えるお湯を確保できるか」という点です。まずはタンクの容量を決め、次に予算に合うグレードの商品を選んで下さい。
タンク容量の目安はこちらです。
- ・4人家族まで:300L
- ・5人家族まで:370L
- ・7人家族まで:460L
- ・7人以上:550〜560L
ただし「毎日お湯はりをするか」、「シャワーをどの程度使うか」などで必要な容量が違うため、交換を依頼する業者に相談して提案を受けるのがおすすめです。
ちなみに「マンションならコンパクトタイプ」、「寒冷地なら寒冷地専用」など、お住いの環境によって選ぶべきエコキュートが変わるケースもあります。
■ エコキュートの故障を予防して寿命を延ばそう!
エコキュートは定期的にメンテナンスと点検をすることで、寿命を延ばせる可能性があります。ぜひ以下3つの方法を実践してください。
- ✓フィルター掃除
- ✓配管洗浄
- ✓定期点検(3年に1回が目安。10年を過ぎたら毎年)
→エコキュートの寿命を解説!20年使うためのメンテナンス、保証もチェック
・自然災害が原因の故障なら火災保険が使える!?
台風、強風などの自然災害が原因でエコキュートが故障したら、火災保険が使える可能性があります。保険適用の可能性がある場合は、保険会社に問い合わせをしましょう。
火災保険は意外と保障範囲が広いため、頼りになります。付帯サービスでさらに保障範囲が広がるため、再確認してみて下さい。
■ まとめ
エコキュートの交換費用について、詳しく解説してきました。高額な見積もりに驚いてしまいますが、修理で済むか、交換が必要かを冷静に判断しましょう。
メーカーの有料保証やリースの活用で、将来の出費リスク回避を検討するのも大切です。
またエコキュートを交換する際には、どの業者に依頼するかで提案力、納期が変わります。総合的な対応を考えて、ぜひ納得できる業者を選んで下さい。
ハウジング重兵衛は、地元千葉県で120年以上の歴史を持つリフォーム会社です。ご相談・ご依頼を受ける専属スタッフから施工担当者まで、ご希望に沿う親身な対応に定評があります。
エコキュート交換に関しては、これまで培ってきた地元販売店との連携により迅速に対応しておりますので、下記のお問い合わせフォーム、LINE相談、電話相談にてご相談下さい。相談、見積もりはもちろん無料です。
また千葉県5ヶ所(柏市、佐倉市など)、茨城県3ヶ所(牛久市、鹿嶋市など)にショールムもございます。ご来店での直接相談も可能なので、ぜひご活用下さい。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター