窓リフォームで防犯強化!侵入を防ぐ最新仕様と施工ポイント
空き巣や侵入犯罪の多くは「窓」から発生していることをご存知でしょうか?
実は玄関よりも、見通しの悪い場所にある窓が狙われるケースが非常に多いのです。
そこで注目されているのが、防犯性能を備えた「窓リフォーム」。
ただ交換するだけでなく、侵入リスクを大幅に下げる最新の仕様と施工方法がポイントになります。本記事では、防犯性を高める窓リフォームの要点を詳しく解説します。
この記事は、次のような人におすすめです!
・窓のリフォームを考えている!
・窓のリフォームのメリットを知りたい!

1 狙われにくい窓とは?防犯ガラスとサッシの選び方

防犯対策として最も効果的なのが「防犯合わせガラス」です。
これは2枚のガラスの間に強靭な中間膜を挟んだ構造になっており、ハンマーなどで叩いても簡単には割れません。
空き巣は「5分以内に侵入できない家は諦める」といわれており、この“時間稼ぎ”ができる窓にすることが防犯の鍵です。
また、アルミよりも耐久性・気密性に優れた「樹脂サッシ」や「複層ガラス」との組み合わせで、断熱性も同時に向上できます。ガラスとサッシの両方を見直すことが、防犯強化の第一歩です。
- 防犯合わせガラスは割れにくく侵入を遅らせる
- 樹脂サッシとの組み合わせで防犯・断熱の両立
- ガラスと枠の性能を一体で見直すのが効果的
2 クレセント錠から進化!補助錠・スマートロックで二重の安心を

次に重要なのが「鍵の種類」です。従来のクレセント錠は開けやすく、防犯面では不安が残ります。
そこで有効なのが「補助錠」や「ダブルロック式」の採用。上下2箇所に鍵を設けることで、不正開錠のリスクを大幅に減らせます。
また、最近ではスマートフォンで操作できる「スマートロック」も登場しており、遠隔操作やオートロック機能を活用すれば、鍵の閉め忘れも防止可能。物理的な対策とIT技術の融合で、窓の防犯性は大きく進化しています。
- 補助錠・ダブルロックで侵入リスクを低減
- スマートロックで遠隔操作や自動施錠が可能
- 鍵まわりのアップデートもリフォームの重要ポイント
3 死角をなくす施工と防犯面での配置の工夫

防犯性は窓そのものの性能だけでなく、「どこにあるか」「どう施工されているか」でも変わってきます。
特に人目につきにくい裏手の窓や、足場となる構造物の近くにある窓は要注意。防犯フィルムや格子、面格子の設置によって侵入の難易度を上げることが重要です。
また、開口幅を限定する上げ下げ窓や、採光を確保しつつ開けにくい高窓の採用も有効。リフォームの際は、窓の“配置と形状”にまで気を配ることが、防犯効果を最大化する鍵になります。
- 死角になる場所の窓には格子や防犯フィルムを活用
- 足場となる構造物との位置関係も要チェック
- 窓の「形状」「配置」に配慮したリフォームが重要
まとめ
窓リフォームは単なる見た目の改善ではなく、防犯性の強化にも大きく貢献します。
防犯ガラス・補助錠・スマートロックといったハード面の強化に加え、死角にならない配置や施工方法の工夫によって、空き巣から家族を守る住まいをつくることが可能です。
快適性と安心を両立させた窓リフォームで、安全な暮らしを実現しましょう。
- 防犯ガラスとサッシで侵入を防ぐ時間稼ぎ
- 鍵の強化・スマートロックで利便性も向上
- 死角対策や配置の工夫で防犯効果を最大化
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール

リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター