【業者依頼とDIY】壁紙リフォームの相場と注意点
家に住んでいると必ず気になってくるのが、壁紙の汚れです。
模様替えをして、大掃除をして、家具も入れ替えて、と事あるたびに気軽に変えられないのが壁紙です。10~15年たって、いよいよ壁紙リフォームに手をつけようといった方も多いです。そこで気になるのが、壁紙リフォームの相場と、DIYについてです。工事を失敗しないために、それぞれよくある注意点についてご紹介いたします。
■壁紙リフォームの業者依頼相場
壁紙リフォームを業者に依頼した場合の相場についてご紹介いたします。壁紙のグレードは、量産品(比較的安いもの)と一般品に大きく分かれます。
<材料と工事費>
・量産品 800~1000円/㎡
・一般品 1000~1500円/㎡
が相場です。
その他、家具の移動手間代や養生費(部屋が汚れないようにビニールなどを敷く)がかかります。
<部屋別(30坪の一般的な住宅)>*家具移動や養生日込み
・リビング 10~15万円
・キッチン 4~7万円
・トイレ 3~6万円
・洗面所 4~6万円
・廊下 2~6万円
がおおよその相場です。1度の工事で多くの部屋を一気に工事したほうが、1つの部屋ずつを別工事で行うよりも安くなることもありますので、業者とよく相談するようにしましょう。
■DIYでかかる費用
DIYで壁紙リフォームを行う場合、材料代と道具代がかかります。
<道具>
2000円~5000円程度(プロ用でないもの)
なでバケ、ローラー、カッター、へら、など
<部屋別>
・6畳部屋 1~1.5万円
・10畳部屋 2~2.5万円
手間代がかからないため、壁紙の材料費のみがかかります。下地処理をする場合は、パテも必要になります。
■壁紙リフォームの注意点
専門業者に壁紙リフォームを依頼する場合でも、いくつかの注意点を知っておきましょう。知らずに業者に無理にお願いしてしまうと、失敗してしまうこともあります。また費用だけを見ると、DIYの方が圧倒的に安く行うことができます。しかし、仕上がりによっては「業者に依頼しておけばよかった」と後悔することもありますので気をつけましょう。
壁紙の厚さ(新築用、リフォーム用)
おしゃれな柄のものは、壁紙が薄いもの(新築用)が多く、リフォーム用は壁紙が厚く、柄も少ないです。リフォームの場合は、薄い壁紙を使用すると仕上がりが良くない場合があります。これは業者の腕の問題ではなく、当たり前に起こることです。
薄い壁紙を使いたい場合は、下地を張り替えなければ綺麗な仕上がりにならないことが多いので注意しましょう。
DIYのデメリット
・仕上がりが悪く、長持ちしない
・天井の作業が大変
以上のように、下地処理がうまくできなくて仕上がりが悪く、すぐに剥がれてきて結局業者に依頼することになることもあります。また、天井の作業は意外にかなり大変ですので、時間に余裕がある時に行いましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター