リノベーションとリフォームの違いは？実際の例から言葉の使い方を学ぼう！

最近よく聞く「リノベーション物件」や「リフォーム工事」などの言葉たち。何気なく使っていますが、そもそもリノベーションとリフォームという言葉の違いはご存知でしょうか？

なんとなく使い分けているようないないようなこの言葉ですが、実は明確に違いがあります。

そして、違いが分かればリフォーム向けなのか、リノベーション向けなのかがわかるようになります。 この記事ではリノベーションとリフォームの違いから使用例までしっかりと解説して参りますので、是非チェックしてみて下さい！

1 リノベーションとは既存の建物に大規模工事をすること

まずリノベーションとは、既存の建物に対して大規模な工事を行う事です。

そして、大規模な改修を行ったことで新たな性能を増やしたり、価値を向上させたりする意味合いがあるので、元あったものよりもプラスな状態で工事を完了させていることが条件となります。

生活の向上を図るような工事はどうしても大規模になりますので、大規模な設備の変更で質を向上させる＝リノベーションと考えても良いでしょう。 主な事例な以下の通りです。

家族が増えたので大部屋に仕切りを付けて部屋を分ける

例えば大部屋が一つあったとします。その後子供が産まれて子供のために部屋を確保したいとします。そこで、仕切りの壁を作って手頃な部屋を2つにすることでプライベート空間を作ってあげることに成功しました。 これは、ライフスタイルに合わせて壁を増やしたり仕切りを作るなど、生活の質を向上させるための工事なのでリノベーションと言えるでしょう。

耐震設計のために補修をする

続いて補修です。近年地震が多発している地域も多いので、もう少し丈夫な家にしたいと思っている家庭も多くあります。

そこで、耐震性を高めるために窓や壁の補修や補強をするパターンが増えています。 これも、今までより耐震や耐久の性能を上げているのでリノベーションになったと言えるのです。

2 リフォームは元の状態に戻すこと

続いてリフォームとは、老朽化した建物を新築の状態に戻すこと、を一般的に指します。

例えば以下のような事例がリフォームに当たります。

・壁紙が黄ばんだので交換した

・外装がはがれたので塗りなおした

・キッチンのシンクが汚くなったので新しいものをはめこんだ

要はプラスの価値を見出すリノベーションとは違い、マイナスとなったものを元に戻すのがリフォームと考えられるでしょう。

どこか汚くなったり壊れてしまったりした設備を元に戻したり交換したりするのがメインです。 是非この内容を覚えて使い分けしてみて下さい！