トイレの床材交換費用、業者選びのポイント
トイレの床材は、一般的にクッションフロアと呼ばれるものが使用されています。柔らかい素材でできているため、床の下地が傷んでいることに気づかずに修繕が必要になってしまうこともあります。この記事では、トイレの床材の交換費用の目安と、業者選びのポイントについてご紹介いたします。
■トイレの床材の種類
トイレの床材は、大きく3種類用いられています。
・クッションフロア
塩化ビニール系の素材でできており、トイレ・脱衣所の床に多く用いられている内装材です。撥水性が高く、水回りでも傷みにくいです。
・複合フローリング
複合フローリングは、一般的なフローリング材で無垢材を利用した無垢フローリングの対義語のように使われます。集成材などの上に化粧シートなどを張り合わせて、見た目を自然な木目調にし耐水性などに優れたものがあります。
・タイル
古い住宅などに多いです。現在はおしゃれなタイル床なども人気になってきています。ただ、目地部分の掃除が大変であったり、リフォームでタイルにすると高額になってしまいます。
下地に注意しよう
クッションフロアやフローリング、タイルが傷んだとしても、貼り替えれば良いだけなので問題ありません。しかし、下地が傷んでいた場合には話は別です。床がぶかぶかしてきたら、下地が傷んでいる証拠で木材自体から交換をする必要があり費用も余分にかかります。
また水回りの木材が傷むということは、水により腐食してきているということであり、最悪の場合はシロアリ被害にあっていることもあります。
クッションフロアやフローリング、タイルは、下地の木材が傷まないようにする意味もありますので、床材が傷んできたら出来るだけ早く交換するようにしましょう。
■トイレ床材交換の費用相場
・クッションフロア 2~4万円
・フローリング 3~6万円
・タイル 5~10万円
クッションフロアもフローリングも材料代があまりかからず、工事も半日以下で終わるため費用はあまりかかりません。あまり工事について知らない方は、10万円と言われても納得してしまう方がいるので気をつけましょう。
■業者選びのポイント
クッションフロアやフローリングのサンプルを見せてくれる業者に頼みましょう。このようなサンプルを持っていない会社は、ほとんど内装リフォームを行ったことがありません。
「他の部分の工事も進めてきて、悪徳業者!?」という方がいますが、これは悪い業者とは言えません。これに関しては他の部分も一緒に工事をしたほうがお得な場合もあります。業者としては、数時間の工事をすることは実は負担になります。職人が効率よく働くために、トイレの床と壁と天井を貼り替えても、材料代と少しの工賃しかあまり金額が変わらないでやってくれるところもあります。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター