内装リフォームでできることと内装リフォームのポイント
家を建ててから年数が経つと、さまざまな箇所の劣化が気になってくることでしょう。特に水回りや外壁などが劣化が目立ちやすいと言われていますが、壁紙や床などの劣化が気になることもあるかもしれません。
内装リフォームとはそもそもどのようなリフォームのことをいうのか、またリフォームの際のポイント、実際の事例をご紹介します。
◼ コラムのポイント
1、内装リフォームの種類を具体的に知ることができます
2、内装リフォームの際のポイントを学ぶことができます
3、実際の内装リフォームの事例を見ることができます
目次
◼ 内装リフォームとは
内装リフォームとは、壁紙や床材などの張り替えのイメージが強いかもしれませんが、家の中を全部または一部をリフォームすることを「内装リフォーム」といいます。具体的に内装リフォームについてご紹介します。
・壁紙の張り替え
内装リフォームと聞いたときに一番に浮かぶのが壁紙の張り替えだという方も多いかもしれません。長い年数住んでいると、壁紙が破れたり色褪せたりすることがありますが、壁紙を張り替えることで家の中の雰囲気をガラリと変えることができます。
・床材の張り替え
床材の張り替えも、壁紙の張り替えと同じように内装リフォームの定番。家族が毎日歩くため、汚れていたり傷付いて凹んだりしていることもあるかもしれません。
床材も家の中の雰囲気を決める大きな要素なので、リフォームの際には好みに合わせて床材を選ぶようにしましょう。
デザイン性はもちろん、汚れにくさや傷付きにくさ、水への強さなども重要です。リビングや廊下、寝室、水回りなど、床材を張り替える場所に適したものを選ぶようにしましょう。
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・間仕切りの設置
家を建てたときと、リフォームを検討する頃にはライフスタイルや家族構成が変わっていることも多いはず。ライフスタイルや家族構成によって必要な部屋の数が異なりますが、リフォームで間仕切りを設置することもできます。
間仕切りの設置方法は、アコーディオンカーテンやパネルドアなどの簡易的なものから壁の設置まで大掛かりなリフォームまでさまざま。どの程度空間を仕切りたいのかによって間仕切りを選ぶようにしましょう。
・間取りの変更
内装リフォームの中でも、間取りの変更を伴う大規模なリフォームをリノベーションと呼ぶことがあります。間取りを変更するリフォームは工事の規模が大きいため、費用が高く工事期間が長くなってしまうことを頭に入れておきましょう。
・水回りのリフォーム
水回りのリフォームに「内装リフォーム」のイメージがない方も多いかもしれませんが、水回りも「家の中」の箇所なので内装リフォームに含まれます。
水回りはキッチンやお風呂、洗面所、トイレなど水を使う場所のこと。設備の修理や交換、水回りの壁紙や床材の張り替え、収納の設置など、状況に応じてリフォームプランを決めていきます。
→内装にこだわって洗面所をリフォームしよう
◼ 内装リフォームのポイント
内装リフォームには、壁紙や床材から水回り、間取りの変更を伴うリフォームまで幅広いリフォームが含まれていることが分かりました。内装リフォームを行う際、どのようなポイントをおさえておくと良いのでしょうか。
・統一感を意識
内装リフォームの中でも特に壁紙や床材を張り替える場合、統一感を意識することが大切です。インテリアや家具などをおしゃれにしたとしても、家全体の内装に統一感がないとチグハグな印象になって今います。
家の中全体をリフォームする場合は全体に統一感が生まれるように、部分的に内装リフォームする場合は、リフォームしない箇所との違和感が生まれないように意識するようにしましょう。
水回りのリフォームにおいても、例えばお風呂と洗面所を同時にリフォームする場合は同じメーカーの商品を選ぶ、など近い空間同士の統一感を意識するのもおすすめです。
色使い
統一感のある内装にするために、使う色は3色までにすること。まずは家族でどのようなテイストの家にしたいのかを話し合い、テイストに合う色を選んでいきます。例えばモノトーンなテイストが好きな場合は白・黒・グレーなどの無彩色、ナチュラルな雰囲気が好きな方はベージュやブラウン系、オリーブ系など、色味を絞ってから3色選んでいくと良いでしょう。
素材選び
内装リフォームでは、使う素材選びも重要です。壁紙はクロスにするのか、水回りだと汚れを落としやすいキッチンパネルが良いのか、床材は無垢材が良いのかフローリングが良いのか、クッションフロアが良いのか、など選択肢はさまざま。デザイン性やお手入れのしやすさ、機能性などを総合的に判断して選ぶようにしましょう。
→キッチンパネルとは?素材ごとの種類と選び方のポイント
・リフォームのタイミング
内装リフォームを検討しているものの、タイミングで悩んでいるという方も多いかもしれません。箇所ごとにだいたいの寿命の目安はありますが、傷みや劣化の進み具合は家での暮らし方によっても変わってきます。
一般的に以下が内装リフォームの目安となっています。
- 築5〜10年 床の補修、壁の張り替え
- 築10〜15年 畳の張り替え、天井のメンテナンス
- 築15〜20年 床の張り替え
- 築20年以上 タイルの床の補修
・予算の立て方
内装リフォームでは、予算も重要なポイントですよね。リフォームする箇所や選ぶ素材によって費用が変わってくるため、リフォームに使える予算を家族で組んだ上でご相談ください。
せっかくリフォームしたものの、費用の支払いによってその後の生活が苦しくなる…といったことのないように計画的に予算を組むようにしましょう。
・家の耐久性
築年数が経っている家では、内装リフォームができないほど耐久性が低くなっている可能性があります。無理に内装だけ大掛かりな工事をすると家自体に大きなダメージを与えてしまう可能性も。家の耐久性が低くなっている場合は、建て替えなど他の方法も考えてみましょう。
◼ 内装リフォームの事例
内装リフォームの種類やリフォーム時のポイントについてご紹介してきました。実際にハウジング重兵衛で行った内装リフォームの施工事例も参考にしてみてください。
・和室の畳をフローリングに変更
和室の畳をペット用のフローリングに変更して、押し入れの中や壁をクロス仕上げにリフォーム。全体的に色を白系で統一し、開放感のある空間に仕上げました。丁寧且つ素早い施工に満足しているとのお言葉をいただきました。
・キッチンとトイレ、階段のリフォーム
以前に他社でリビングリフォームを行った際に途中までフロアが貼ってあるため、同じフロアで床やクロスを施工。キッチンを明るくリフォーム、2階のトイレの交換、階段への手すりの設置も行いたいとのこと。
全体の予算も考えながらご満足いただけるような内容に変更してリフォームプランを提案。使い勝手も良く便利な家に仕上がりました。
◼ まとめ
内装リフォームには、壁紙や床材の張り替え、間仕切りの設置、間取りの変更を伴うリフォーム、水回りのリフォームなど幅広く含まれることが分かりました。箇所ごとにリフォーム内容や費用、工事期間が異なるため、それぞれ把握した上で決断するようにしましょう。
ハウジング重兵衛では、水回りを中心とする内装リフォームを行なっております。千葉県と茨城県でリフォームをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター