千葉県でお風呂をリフォームするときの工法や費用相場、注意点をご紹介|実際の事例も
体をきれいにするだけではなく毎日の疲れを癒してくれる場所でもあるお風呂。家を建ててから年数が経つと、水垢やカビといった汚れが気になったりひび割れてしまったりすることもあるかもしれません。また狭い、寒いといった理由からリフォームを検討する人もいることでしょう。そんなときに知っておきたい工法の違いと費用の相場、リフォームする際の注意点などをご紹介します。
◼ お風呂リフォームの工法と費用相場
お風呂のリフォームには在来工法とユニットバスの二種類があります。それぞれの特徴と費用相場をご紹介します。
・在来工法
在来工法は昔からある作り方で、現場で一から柱や梁などでお風呂を作るオーダーメイドの方法のことをいいます。日本の昔ながらの家にあるお風呂はほとんどが在来工法ですが、つくりが古いと寒くなりやすかったりタイルの床が冷たかったりという悩みが出てくると思います。
在来工法のままお風呂全体をリフォームすることもできますし、お風呂の広さにもよりますがユニットバスに替えることもできます。また費用を抑えたい場合は、丸ごとリフォームするのではなく、気になる部分だけを交換する方法もあります。
在来工法は昔からある方法だとご紹介しましたが、オーダーメイドのような作り方なので
費用は高くなる傾向にあります。相場は100万円~150万円となっています。標準的なものであれば100万円程度でリフォームできますが、タイル張りにしたり凝ったデザインにしたりすると費用は高くなっていきます。また家自体の構造部分に腐蝕があれば追加の補修が必要となる場合もあることも頭に入れておきましょう。
・ユニットバス
ユニットバスは、浴槽や壁、床などのパーツを工場で生産し、その場で組み立てるやり方をいいます。規格や選べるデザインが決まっていますが、壁や床のつなぎ目からの水漏れの心配がなく、清潔感のある印象に仕上がるのが特徴です。ユニットバスのメリットとして、パーツそれぞれが汚れに強く、掃除がしやすい点があげられます。また断熱性の高さやバリアフリーにも対応しているため、高齢者がいるご家庭でも安心して使うことができます。
一方で、在来工法と比べて自由度が低いというデメリットがあります。規格やパーツ、デザインは決まったものの中からしか選べないため、「浴槽だけこれにしたい」といった決め方ができません。
ユニットバスはメーカーやグレードを何にするかによって費用が異なりますが、一般的には80万円~120万円が相場となっています。グレードを上げれば上げるほど機能やデザインは良くなりますが、その分費用もかかることを頭に入れておきましょう。ハウジング重兵衛では、商品代だけではなく工事費用も込みで60万円~110万円でのリフォームを提供しています。
◼ お風呂をリフォームする際の注意点
お風呂は毎日の生活に欠かせない場所なので、リフォームは失敗したくないですよね。そこでお風呂をリフォームする際の注意点をご紹介します。
・実物を見ておく
お風呂のリフォームが決まったら、設備やデザインをどのようなものにするか検討する段階に入ります。今はインターネットや雑誌などで簡単に事例を見ることができますが、写真だけでは分からないところもたくさんあります。素材の質感や広さなどは実物を見てみなければなかなか分かりづらいポイントです。
ショールームでは浴槽の中に入ってみたり、床や壁の素材を触って確かめたりすることができます。イメージもふくらみやすいため、設備を選ぶ前に実物を見ておくことをおすすめします。
・オプションが必要かどうか見極める
在来工法の場合はパーツを一つずつ選んでいきますが、ユニットバスは組み合わせが決まっています。標準的な設備でも快適な入浴を楽しめますが、より快適な時間を過ごすためにオプションを付けたいという人もいることでしょう。
浴槽にリラックスした状態で座っているときの肩のあたりからお湯が流れてくるものやジェットバス、水中照明など様々なオプションがあります。半身浴や長めの入浴を楽しみたい人にはテレビや音楽を満喫できる設備もあります。オプションは魅力的ですが、実際に毎日の入浴に必要かどうか、予算は足りるのか、などを検討する必要があります。
・広さや脱衣スペースとの兼ね合い
在来工法は広さも自由に決められますが、もともとのお風呂よりも広くしようと思うと増築分の費用がかかってしまいます。ユニットバスは規格が決まっているため自由に決めることはできません。もしお風呂を広くしたい場合は脱衣スペースを削るというやり方もあります。お風呂は狭いよりも広いに越したことはありませんが、脱衣スペースとの兼ね合いも考えながら決めるようにしましょう。
◼ 快適なお風呂にリフォームするためには
毎日の疲れを癒す役割も果たしてくれるお風呂では、できるだけ快適に過ごしたいものです。ただリフォームすれば良いというわけではなく、快適なお風呂にするためにはポイントがあります。
・落ち着く色味を選ぶ
機能性ももちろんですが、リラックスしたい空間では色味選びも重要です。一番オーソドックスなのは白を基調としたお風呂だと思います。広く見せてくれたり清潔感のある印象になるなどのメリットがある一方で、全体を白で統一するとメリハリのない雰囲気になることもあります。白を基調とすると水垢による白い汚れは目立ちませんが、ピンク色のカビは目立ってしまいます。
黒や茶色などの暗めの色味を選ぶと落ち着いた印象になりますが、組み合わせによっては雰囲気も暗くなってしまうこともあります。また水垢による白い汚れが目立ちやすいというデメリットもあるため、お手入れのことを考えて選ぶ必要があります。
白や黒といったモノトーンだけではなく、ピンクやオレンジ、緑、水色といったパステルカラーを選ぶこともできます。お風呂全体に色を使ってしまうと飽きてしまうこともあります。アクセントカラーとして好きな色を取り入れると良いかもしれません。
このようにお風呂の色味は様々なものから選ぶことができますが、メリットとデメリットを考慮した上で自分にとって落ち着く色味を選ぶと良いでしょう。
・使いやすい浴槽の種類を選ぶ
在来工法では浴槽のサイズが統一されていないため、壁と浴槽の間に隙間がある場合があります。一方でユニットバスでは浴室内の一つの辺を浴槽が埋めてしまう形が一般的です。また浴槽には跨いで入るため、高さ選びも大切です。昔のお風呂に入ると、体を洗うスペースの床よりも浴槽内の底の方が深くて驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか。特に高齢者がいる家では浴槽を跨ぐことが難しかったり動作が大変だったりするため、高さ選びは慎重に行うようにしましょう。
浴槽内に入るお湯の量や浴槽の形状も様々で、四角の形のものやラウンド状のものなどがあります。子供や高齢者がいる家ではステップ付きの浴槽が人気です。
・お手入れのしやすさも重要
掃除が苦痛ではない人はそこまで気にしなくても良いかもしれませんが、得意ではなかったり忙しかったりすると、できるだけ掃除で楽をしたいという人もいることでしょう。最近のユニットバスはお手入れのしやすさも考えて作られています。汚れが付きにくい素材が使われていたり、浴槽内をボタン一つで洗浄してくれるものまであります。
お風呂は毎日水で濡れた状態なので、湿気がこもったりヌルヌルとした汚れが発生してしまいがちです。それらを防ぐために浴室乾燥機を付けることで効率的に乾かすことができます。リフォームしたてのときは気合を入れて掃除をしていても、時間が経つとまた汚れが……といったことにならずに済むよう、初めからお手入れしやすいお風呂を選ぶというのも手かもしれません。
◼ 千葉県内での施工事例
ハウジング重兵衛では、千葉県と茨城県にショールームを構えてリフォーム事業を行っています。実際に千葉県内でお風呂のリフォームを行った事例をご紹介します。お風呂にお悩みがある場合は参考にしてみてくださいね。
・銚子市のサビひび割れ対策事例
昔ながらの在来工法で建てられたお風呂では、壁がひび割れてしまったり浴槽がサビついてしまったりすることもあります。家を建ててから年数が経つと、その他にも細かなトラブルが出てくることでしょう。
こちらの事例では在来工法からユニットバスへのリフォームとなっています。手すりを取り付けて安全性を確保し、複層ガラス窓に交換して寒さへの対策を行いました。
・香取市の臭い対策事例
お風呂が臭ってしまう場合には、排水口や浴槽、換気扇など様々な原因が考えられます。原因によっては完全に除去することは難しいですが、リフォームで改善することはできます。こちらの事例では浴室内や洗面台で臭いがするという理由でのリフォームです。
・香取市の寒さ対策事例
築年数が経つと冬場はお風呂が寒いという悩みが出てきます。在来工法ではユニットバスに比べると隙間から外気が入ってくることがあるため、より寒さを感じるかもしれません。こちらの事例では、浴室内の寒さを改善するためにサッシをペアガラスにすることで断熱効果を高めています。併せて洗面台の収納と洗面所の床もリフォームしています。
◼ まとめ
お風呂をリフォームする際には在来工法とユニットバスの二種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。在来工法は自由度が高い代わりに費用が高くなることもあり、ユニットバスは決まった規格でしか作れませんが清潔感のあるお風呂になります。
インターネットや雑誌だけではなく、ショールームを訪れて実物を見てから色味やデザイン、素材などを選ぶことをおすすめします。浴槽選びやオプションは悩むと思いますが、実用性と予算を考慮した上で検討してみてくださいね。
お風呂のリフォーム事例一覧はこちらです。ハウジング重兵衛では様々な悩みに対応してプランを考えています。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター