壁紙リフォームで気をつけたい健康・安全面のポイント

壁紙リフォームは見た目を一新するだけでなく、室内環境にも影響を与えるリフォームです。

しかし、選ぶ壁紙や施工の方法によっては、思わぬ健康リスクや安全面の問題が生じることもあります。

ここでは、壁紙リフォームで気をつけたい健康・安全面のポイントについて解説します。

この記事は、次の人におすすめです!
・長年住んでいるお部屋の雰囲気に飽きてきた
・壁紙を替えて気分もリフレッシュしたい

1 壁紙材質と健康への影響

壁紙の素材によっては、室内の空気環境に影響を及ぼす場合があります。

一般的なビニールクロスは施工が容易でコストも抑えられますが、接着剤から発生する揮発性有機化合物(VOC)が気になる方もいるでしょう。

特に小さな子どもやアレルギー体質の方がいる家庭では、F☆☆☆☆(フォースター)表示のある低ホルムアルデヒド製品を選ぶのがおすすめです。

また、自然素材を用いた紙クロスや布クロス、珪藻土壁紙なども選択肢として注目されています。これらは調湿や消臭効果が期待できる点も健康面でメリットがあります。

  • VOCを抑えた壁紙や接着剤を選ぶ
  • F☆☆☆☆表示のある建材を活用
  • 自然素材クロスは調湿・消臭効果も期待できる

2 工事中の安全対策

壁紙の張り替え工事中は、家具の移動や脚立作業が伴うため、住人が不用意に近づくと事故の危険があります。

特に小さな子どもやペットは工事中の部屋に立ち入らないよう注意しましょう。また、接着剤や下地処理のパテ材を使用する際には、施工中の換気を十分に行うことが大切です。

業者によっては養生を徹底してくれますが、事前に確認しておくと安心です。

さらに、工事中の粉塵や接着剤の匂いが気になる場合は、別室で過ごす、もしくは外出することを検討すると良いでしょう。

  • 工事中は子どもやペットの立ち入りを制限
  • 換気を徹底して施工中の空気環境を改善
  • 養生の範囲や方法を業者に確認
  • 粉塵や匂いが気になる場合は一時的に退避

3 リフォーム後の注意点

工事が終わった後も、壁紙の接着剤や下地材からわずかながら匂いやVOCが残る場合があります。

そのため、リフォーム後数日はこまめな換気を心がけましょう。また、新しい壁紙は表面がきれいであっても完全に乾き切るまで時間がかかるため、すぐに重たい家具を密着させるのは避けた方が無難です。

さらに、防カビ・抗菌機能付きの壁紙を選んだ場合も、過信せずに定期的な掃除と湿度管理を行うことが大切です。

  • 工事直後は換気を徹底
  • 乾燥が完了するまで重たい家具を密着させない
  • 防カビ壁紙でも湿度管理と清掃は必要
  • 健康リスクを避けるには日常的な換気習慣が有効

まとめ

壁紙リフォームは室内を美しく快適に変える一方で、健康・安全面への配慮が欠かせません。

素材の選び方、工事中の安全対策、リフォーム後の換気や湿度管理を徹底することで、安心して暮らせる環境を整えることができます。家族の健康を守りながら、長く快適に住まえる住まいを実現しましょう。

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