玄関ドアの断熱対策
北向きの玄関は冬の寒さが、西向きの玄関は夏の暑さがダイレクトに体に伝わってきます。
玄関ドアに断熱対策をすることで、寒さ対策や暑さ対策ができます。ドアそのものを断熱仕様に替える方法や、断熱カーテンを取り付ける方法などがあります。なかには何十年もの間ドアを開閉し続けた結果、微妙に劣化して隙間風が入ってくる場合もあります。
玄関周りの省エネリフォームについて
朝出かける前や帰宅したときに玄関が寒々としていると、なんだか切ないものです。
冷暖房の効率をよくするためにリフォームを行うことを「省エネリフォーム」と言いますが、玄関ドアを断熱性のあるものにするだけで、光熱費の節約につながります。
家の顔ともいえる玄関を快適にすることで、家族の笑顔が増え、健康状態も良くなります。
玄関ドアの結露がアレルギーの原因に?
近年、窓ガラスの結露防止対策のために複層ガラスや真空ガラス、二重サッシなどにリフォームする人が多くなりましたが、玄関ドアの結露には、それほど気づかいをしていないようです。
しかし、玄関ドアの内側についた結露をそのままにしておくと、外から衣服や靴についてきたほこりや雑菌が、カビとともにはびこり、アレルギーの原因となってしまうこともあります。
また、室内と玄関の温度差がありすぎると、自律神経のバランスが乱れ、肩こりや頭痛、めまいなどの原因にもなりかねません。
玄関ドアのリフォーム
玄関ドアをこまめに掃除をしたり、断熱シートや断熱カーテンをドアの内側に取り付けるだけでも温度差は改善できますが、それでも隙間風が入ってくる場合は、玄関ドアのリフォームを検討してみませんか?
玄関ドアのリフォーム方法
玄関ドアのリフォーム方法には、既存のドアを新しい枠でカバーする「カバー工法」と、壁の一部を削り取ってドア枠も含めて交換する「はつり工法」があります。
「カバー工法」は、1日で仕上がりますが「はつり工法」は、1週間くらいかかります。
費用は「カバー工法」で、約40万円くらい、「はつり工法」では、70万円くらいが相場ですが、施工業者によって違ってきます。
なお、断熱性の高い素材は、木、銅板(スチール)、樹脂などです。
まとめ
人の体は寒暖差によって自律神経が乱れ、ストレスを受けやすくなります。
リフォームする際は、体のことを考えて断熱性の高いドアにすると、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。
また、玄関ドアを新しくする場合は、防犯性が高いドアにすることも大事です。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター