賢く優先順位を決めて、理想の住空間に大変身!~安全・快適・そして自分らしさを叶えるリフォーム~
家を購入してしばらく経つと、あちこち傷みが目立ってきたり、住み心地が悪くなったりして、リフォームを検討する方も多いでしょう。
しかし、家全体を一気にリフォームするのは費用も時間もかかり現実的ではありません。
そこで今回は、家のリフォームの優先順位を決めるポイントについてご紹介します。
・この記事は次のような人におすすめです!
・リフォームをしたいけど、どこから始めればいいか分からない
・リフォームの優先順位を知りたい
1 安全性を確保するリフォームを最優先に
まず最優先すべきなのは、安全性を確保するリフォームです。具体的には、以下の項目が挙げられます。
- 耐震補強
地震の多い日本では、耐震性能の低い家は倒壊の危険性が高くなります。
耐震診断を行うことで、建物の耐震性能がどの程度なのかを把握することができるので専門業者の診断を受け、必要に応じて耐震補強を行いましょう。
- 雨漏り対策
雨漏りは建物の劣化を早めるだけでなく、カビやダニの発生原因にもなります。
水が滴ったり室内で音がしたり、床が濡れたりすることで発見することができます。屋根や外壁の修繕、防水工事などを検討しましょう。
- シロアリ対策
シロアリは建物の構造体を食べつくしてしまいます。
被害が深刻になると、建物の構造が弱くなり、倒壊する危険性もあります。早急な対策が必要です。床下や柱などの被害状況を確認し、防蟻工事をしましょう。
これらのリフォームは、放置すると命に関わる危険性もありますので、早めに対処することが大切です。
2 生活の支障度・暮らしやすさを保つ
安全性を確保した上で、次に生活の支障度や暮らしやすさを向上させるリフォームを検討しましょう。
特に水回りは、毎日使用する場所なので、老朽化による不具合があると日常生活に大きな支障が出ます。
- キッチン
設備の老朽化や使い勝手の悪さがストレスになっている場合は、キッチンリフォームを検討しましょう。
最新設備への交換や、レイアウト変更など、希望に合わせたリフォームが可能です。
- 浴室
カビや滑りなどが気になる、冬場が寒いなどの場合は、浴室リフォームを検討しましょう。
断熱性能の高い浴槽や、滑りにくい床材など、快適性と安全性を兼ね備えたリフォームが人気です。 - トイレ
狭い、臭いが気になるなどの場合は、トイレリフォームを検討しましょう。
節水機能付きのトイレや、手洗いカウンター付きのトイレなど、機能性も充実した商品が豊富です。
また、バリアフリー対策も、高齢者や小さなお子様がいるご家庭では重要なポイントとなります。
段差をなくしたり、手すりを取り付けたりすることで、安全で快適な住空間を実現することができます。
3 ライフスタイルや希望に合わせたリフォーム
安全性や便利性を確保した上で、さらにライフスタイルや希望に合わせたリフォームを検討するのも良いでしょう。
- リビング
家族が集まるリビングは、もっと広くしたい、収納を増やしたいなどの希望があれば、リフォームで実現することができます。
より快適で居心地の良い空間へと生まれ変わらせることができるでしょう。
- 子供部屋
子供の成長に合わせて、部屋を間仕切りたい、学習スペースが欲しいなどの希望があれば、リフォームで対応することができます。
将来的に子供部屋を別の部屋に用途変更できるよう工夫することも可能です。
- 趣味の部屋
音楽好きなら防音室、読書好きなら書斎など、趣味を楽しむための空間をリフォームで作るのもおすすめです。
それぞれの用途に合わせてリフォームすると集中して趣味に没頭できるのです。
リフォームは、単に建物を新しくするだけでなく、住む人の暮らしをより豊かにするためのものです。
自分の希望やライフスタイルに合わせて、理想の住空間を作り上げていきましょう。
4 まとめ
家のリフォームをする際には、まず安全性を確保することが大切です。
その上で、生活の支障度や暮らしやすさを向上させるリフォーム、そしてライフスタイルや希望に合わせたリフォームを検討しましょう。
リフォーム業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取ったり、口コミを参考にしたりするなどして、慎重に選ぶようにしましょう。
リフォームは、住まいの質を大きく向上させるための投資です。
今回のコラムを、家のリフォームの優先順位を決める際の参考にしていただければ幸いです。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター