トイレの内装もこだわりたい人必見!おしゃれにするポイントとは
インテリアにこだわる人は、トイレの内装も手を抜きません。これまでおしゃれなトイレではなかった家でも、リフォームを期に内装にこだわってみてはいかがでしょうか。トイレをリフォームするタイミングやおしゃれな内装にするポイントをご紹介します。実際の事例に沿って壁紙の色についてもご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
◼ トイレリフォームのタイミング
トイレは便座の交換が主な需要であることは間違いありませんが、他にもリフォームをするべきタイミングはあります。そこでどのようなときにトイレのリフォームを行えば良いのか、そのタイミングについてご紹介します。
・寿命や劣化
トイレには便座だけではなくタンクや温水洗浄機といった設備に分かれており、それぞれに交換時期の目安となる寿命があります。タンクは10年、温水洗浄機は7~10年、パッキンや配管は20年が一般的な寿命といわれています。便座は陶器でできているため、ひび割れの可能性はありますが明確に寿命があるわけではありません。
水回りは壊れてしまうと不便ですが、中でもトイレが使えなくなると困ってしまいますよね。壊れてから交換を依頼してもすぐに修理に来てもらえるわけではありません。そろそろ寿命だという場合は、一度点検に来てもらうようにすると良いでしょう。
また寿命はまだであっても、水漏れしてしまったり汚れや着色が目立つようになってきたりすることもあります。リフォームには費用がかかるためギリギリまで使おうと思う人もいるかもしれませんが、実際に使えなくなる前にリフォームすることをおすすめします。
・新しい機能が欲しい
最新式のトイレでは、お手入れがしやすいようなものや節水機能が付いているもの、蓋が自動で開くものなどさまざまな機能が付いた便座が増えています。「まだ寿命まで年数はあるけど、新しい機能の付いたトイレに替えたい」といった理由でリフォームする場合もあります。
特にお子様がいる家ではトイレが汚れてしまうことが多いため、お手入れしやすいトイレを希望されることもあります。家族の人数が多い場合は、従来のトイレと比べて一回に流す水の量が少ない節水タイプの便座に交換することで節約することもできます。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて新しい機能を取り入れるのもおすすめです。
・安全性が気になる
トイレは家の中の他の空間よりも狭くなっているため、転倒などの事故が起こりやすいといわれています。高齢の方や介護が必要な方がいる場合、リフォームで手すりを設置することで安全性を高めることができます。
ドアが内開きの場合、中で人が倒れてしまうとドアを開けることができなくなってしまいます。そのため安全性を高めるために、ドアを外開きや引き戸に付け替える工事を行う場合もあります。
◼ おしゃれな内装にするポイント
実用的な面でのリフォームの必要性が分かったところで、おしゃれな内装にするポイントをご紹介します。トイレの中でどのようなポイントに注意するとおしゃれな内装になるのでしょうか。
・タンクレスのトイレ
トイレのリフォームをする際に人気が出ているのがタンクレスのトイレ。便座にはタンクレス、タンク一体型、セパレート型の三種類があります。タンク一体型とセパレート型にはタンクが付いており、便座と一体になっているか分かれているかという違いです。タンクがある便座ではタンクに水を溜めてから流す仕組みになっていますが、タンクレスはタンクがないため水道から直接水を引く仕組みです。
タンクレスは他の二つよりも奥行きが短いため、空間を広く使うことができます。スタイリッシュな見た目だけではなく、掃除をしやすいのもメリット。注意したいポイントとして、タンクレスのトイレにする場合は、別で独立した手洗いボウルを設置しなければなりません。手洗いボウルのスペースが必要であることや給水工事が必要であることを考慮して選ぶようにしましょう。
・手洗いカウンター
タンクレスのトイレを選ぶと手洗いボウルが必要だということをご紹介しました。その分のスペースがある場合に限られますが、手洗いボウルを設置するカウンターがあるとおしゃれな印象を与えます。キャビネットと一体になっているタイプや壁にはめ込んでいるタイプなどさまざまな種類があります。
お子様や高齢の方がいる場合は、手洗いカウンターがあると使い勝手も良くなります。見た目だけではなく実用性も兼ね備えているため、おすすめの内装リフォームです。
・床や壁
トイレの印象を左右するのが床や壁の色です。素材にもこだわりたいという人もいるかもしれませんが、汚れやすい場所なのでお手入れのしやすさとのバランスも考えなければなりません。お手入れしやすい素材を選びつつアクセントクロスを使って遊び心を取り入れるとおしゃれな内装に仕上がることでしょう。
トイレは清潔感を大切にしたいため、白やベージュといった淡い色を基調とすることが多くなっています。柄を選びたいときは大柄のものよりも小さな柄を選ぶと圧迫感のない印象にすることができます。ビビッドカラーやアクセントカラーを使いたいときは、一面だけの色を変えると清潔感を保ちつつおしゃれさも演出できます。
・照明
トイレの内装で忘れがちなのが照明です。シーリングライトを使用するのが一般的ですが、内装にこだわりたい場合は照明にもこだわるとより素敵な空間に仕上がります。ペンダントライトや間接照明、ライン照明などを使うことでワンランク上のおしゃれなトイレになります。
手洗いカウンターを設置する場合、カウンターの造作を使って照明を取り込むこともできます。トイレの内装の全体的なデザインや雰囲気を決めておくとまとまりの良いトイレに仕上がることでしょう。こだわりたくても費用をかけられないという場合は照明の色を電球色に変えるだけでも温かみのある空間にすることができます。
・ディスプレイ
トイレに植物や小物などをディスプレイすることでおしゃれさをアップさせることもできます。キャビネットやカウンターがある場合はその上、ニッチがあればニッチのスペースにお気に入りのものを飾ることができます。置く場所がない場合は飾り棚を設置することでディスプレイスペースは簡単に完成します。リフォームする際に業者に依頼しても良いですし、リフォーム後に自分で取り付けることもできます。
◼ 壁紙の色で印象が変わる
トイレは空間が狭いため、壁紙の色を一面変えるだけでも印象が大きく変わります。ハウジング重兵衛でリフォームを行った事例をご紹介します。壁紙の色を決める際の参考にしてみてください。
・水色で明るい印象
もともと床と壁のどちらもタイル張りのトイレだったため、天井以外を一度解体してからリフォームを行いました。床はクッションフロア、壁はクロスで仕上げています。クッションフロアは塩化ビニル系のシート状の素材のことであり、耐久性に優れています。弾力性があるため足腰にも優しく、お手入れしやすいのも特徴です。
こちらの事例では、壁に水色のクロスを使用することで明るく爽やかな印象のトイレになりました。シンプルな色を取り入れる場合が多いですが、狭い空間ゆえに気軽に遊び心を取り入れるのもポイントです。
・チャコールと白のコントラスト
もともとシンプルなクロスが使われていましたが、リフォームの際にアクセントクロスを選ばれました。サイドは白なので清潔感がありつつ、背面部にチャコールを採用することで奥行きのある仕上がりになっています。
内装はもちろん、お手入れのしやすい便座や人感センサー付きのライトによって使い勝手も良いトイレに仕上がりました。
・爽やかなグリーン
便座が古くなったので新しくしたいとのご要望で、一緒にクロスも張り替えたいとのことでした。爽やかなグリーンと花柄のクロスに変更し、雰囲気を一新。その一方で以前と同じ帯のあるデザインになっているため親しみやすい仕上がりになっています。
リビングやダイニングといった広い空間のクロスで色味を使用するのが難しいという場合は、トイレで鮮やかな色味に挑戦してみるのも良いかもしれません。
・キャビネットがアクセントに
もともとのトイレもきれいに使用されていましたが、便座裏の掃除をしにくいとのことでした。LIXILのリフォレを採用し、タンクの周りにキャビネットを設置することですっきりしたい印象です。キャビネットを設置したことで収納力もアップしています。
すっきりした印象のトイレにしたい場合は、タンクレスの便座を選ぶだけではなくこういった方法も選べるということを頭に入れておくと良いでしょう。
◼ まとめ
トイレをリフォームする場合、便座の交換だけではなく内装にもこだわりたいという人もいるかもしれません。実際に不具合が出てからリフォームするのではなく、設備の寿命を目安としながら新しい機能が欲しかったり安全性を高めたかったりと、リフォームのタイミングはさまざまです。
タンクレスのトイレを選ぶことでスタイリッシュな見た目になり、手洗いカウンターを設置することでおしゃれな空間を演出することができます。小さなところでこだわりたいという人には、壁紙の一面にアクセントクロスを使ったり小物をディスプレイしたりする方法がおすすめです。自分なりの方法でおしゃれなトイレにリフォームしてみてください。
ハウジング重兵衛は千葉県と茨城県でリフォーム事業を展開しており、最高の品質をお客様にお届けしています。千葉県に4店舗、茨城県に3店舗、地域最大級のショールームを構えています。実際に見て体験できるショールームになっているため、リフォームの具体的なイメージをしやすい空間です。駐車場やキッズスペースも完備しており、ご家族連れでもお気軽にお越しください。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター