あなたの家のトイレの節水機能はどれくらい?すぐにできる節約術を教えます!
トイレは、私たちの生活に欠かせない設備の一つです。
しかし、トイレは水を大量に消費することで知られていて、実はトイレの水道使用量は、家庭全体の水道使用量の約2割を占めると言われています。
そのためトイレには、さまざまな節水機能が搭載されていますが皆さんはご存じでしょうか?
このコラムでは、トイレの節水機能について、詳しく見ていきましょう。
この記事は、次のような人におすすめです!
・毎日のトイレの水消費量を抑えたい!
・すぐにできる節約方法を知りたい!
1 大洗浄と小洗浄を切り替えられるタイプ
トイレの節水機能には、いくつかの種類があります。
その中でも、大洗浄と小洗浄を切り替えられるタイプは、比較的簡単に節水効果を得ることができる機能です。
大洗浄は、便器を完全に洗い流すための洗浄量で、小洗浄は小便器を洗うための洗浄量で、小洗浄は大洗浄よりも少ない水量で済むため、節水効果があります。
大洗浄と小洗浄を切り替えるには、トイレのタンクの上に設置されているレバーを操作します。
小用には小洗浄で十分な洗浄力があるため、大洗浄を使用すると水の無駄になります。
最近では、自動で大洗浄と小洗浄を判断して流してくれるタイプもありますが、手動の場合はきちんと使い分けることで水量を節約できます。
[大洗浄と小洗浄の水量目安]
種類 | 水量 |
---|---|
大洗浄 | 一般的なトイレの場合、約6リットル程度使用します。 |
小洗浄 | 一般的なトイレの場合、約3リットル程度使用します。 |
2 節水型トイレ
節水型トイレは、従来のトイレよりも少ない水量で洗浄することができます。
節水型トイレには、タンクに貯める水量を減らすタイプや、少ない水量でしっかり洗浄できるタイプなどがあります。
タンクに貯める水量を減らすタイプの節水型トイレは、タンクに貯める水量を従来の6リットルから3リットルや4リットルに減らすことができます。
そのため、大洗浄でも小洗浄でも、従来のトイレよりも少ない水量で洗浄することができます。
少ない水量でしっかり洗浄できるタイプの節水型トイレは、少ない水量でしっかり洗浄できる技術を採用しています。
例えば、サイフォンの原理を応用した節水型トイレや、水流を細かくして少ない水量でもしっかり洗浄できる節水型トイレなどがあります。
[節水型トイレの種類]
種類 | 特徴 |
---|---|
サイフォンの原理を応用したタイプ | ・水を流すと水は管の下の方へ引き込まれ、その水が下から上へ流れ上がってくる原理を応用したもの ・少ない水でも排泄物を流すことが可能になります。 |
水流を細かくするタイプ | ・水流を細かくするノズルを採用しています。 ・水流を細かくすることで、水は便器の壁面をしっかり洗浄し、少ない水量でも汚れを落とすことができます。 |
3 タンクレストイレ
タンクレストイレとは、タンクが無いトイレのことで、タンク式トイレに比べて水の使用量を削減することができます。
タンク式トイレでは、タンクに水を貯めてから便器に流しますが、タンクレストイレでは、水道から直接水を便器に流します。そのため、タンクレストイレは、タンク式トイレに比べて水の使用量を約30%削減することができます。
タンクレストイレは、従来のトイレよりも設置費用が高いですが、長い目で見れば水道料金の節約につながります。
また、タンクレストイレは、タンク式トイレに比べてトイレ掃除が簡単です。タンク式トイレでは、タンク内に汚れが溜まりやすいですが、タンクレストイレにはタンクがないため、汚れが溜まりにくいです。
タンクレストイレは、水道料金を節約したい方や、トイレ掃除が楽になるトイレをお探しの方にお勧めです。
[タンクレストイレのメリットとデメリット]
メリット/デメリット | 内容 |
---|---|
タンクレストイレのメリット | ・タンク式トイレに比べて水の使用量を約30%削減 ・タンクがないため、汚れが溜まりにくくトイレ掃除が簡単 |
タンクレストイレのデメリット | ・従来のトイレよりも設置費用が高い |
3 まとめ
いかがでしたでしょうか。
トイレの節水をするには、節水機能付きのトイレに交換する方法や、節水型トイレに交換する方法などがあります。
トイレの節水をすることで、水道料金を節約し、地球環境にも貢献することができます。
ぜひこの機会にトイレから節水を考えてみてくださいね。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター