予算50万円でどんなリフォームができる?実際の事例も
家を建ててから年数が経つと、水回りや外壁など劣化が進みやすい箇所から傷んできます。どの程度のリフォームにどのくらいの費用がかかるのか、具体的に想像するのは難しいですよね。
予算50万円だと大規模なリフォームをすることはできませんが、水回りのリフォームであれば施工することができます。50万円あればどこまでリフォームできるのか、その事例も合わせてご紹介します。
◼ リフォーム費用の目安
一言でリフォームといっても、リフォームの内容や規模などによって費用は大きく異なります。しかしリフォームしたい箇所の状態にも左右されてしまうため、それぞれ目安をご紹介します。
・リフォーム箇所や規模
費用の目安として一番分かりやすいのが、リフォーム箇所や規模。トイレやキッチン、お風呂、洗面所など水回りを一箇所だけリフォームするのか、水回りをまとめてリフォームするのか、LDKや内装もリフォームするのか、など。
水回りの一箇所だけをリフォームする場合も、修理だけなのか設備を交換するのか、内装工事も伴うのか、など規模も細かく分けることができます。
・設備の価格
リフォーム箇所や規模によって費用が変わることをご紹介しましたが、同じ箇所をリフォームする場合でも設備の価格によっても費用は変わります。メーカーにもいくつかの選択肢がありますが、同じメーカーでも商品の種類やグレードなどいくつかに分けられます。
選ぶ設備によっても費用は変わるため、理想と予算のバランスを考えるようにしましょう。
・築年数
リフォーム費用に直結してくるとも言い切れないのですが、築年数はリフォーム費用の目安にすることができます。家を建ててから一度もリフォームしていなければ、築年数がリフォームしたい箇所を使っている年数ということになりますよね。
年数が長ければ長いほど劣化が進んでいたり、部品の交換ができなかったり、設備の保証期間が過ぎていたりという可能性が高くなります。
設備の交換だけで済めば良いですが、水回りの場合は床や壁が湿気でカビてしまっていたりボコボコになってしまっていたりすると内装工事も必要になります。そのため築年数が経っている場合は費用が高くなる可能性があると思っておいて良いでしょう。
・劣化の度合い
リフォームの費用は、当該箇所の劣化の度合いによって変わってきます。設備の修理だけで良いのか、丸ごと交換する必要があるのか、内装工事も伴うのか、家の構造部分まで劣化が進んでいるのか、など劣化の度合いはさまざま。
劣化が進んでいれば進んでいるほど費用がかかるため、一度業者に確認してもらっても良いかもしれません。
◼ リフォームにおける「50万円」
リフォームの経験がないと、そもそもリフォームにおける50万円がどのくらいの額なのかが分かりにくいですよね。どの箇所をどの程度リフォームできるものなのでしょうか。費用の相場はリフォーム箇所によって変わってくるため、まずはリフォーム箇所ごとに費用の相場をご紹介します。
・キッチン
キッチンは50〜200万円が一般的な相場。幅広く感じられるかもしれませんが、キッチン設備の種類やグレードによって費用は変わってきます。ハウジング重兵衛で取り扱っているキッチン設備はほとんどが50万円以上であり、50万円以下でキッチンリフォームをしようと思うと設備が限られてしまいます。
・お風呂
お風呂はユニットバスリフォームの相場が80〜120万円。在来工法であればさらに費用が上がってしまうかもしれません。ハウジング重兵衛で取り扱っているお風呂の商品はほとんどが50〜100万円。
100万円近く予算があればある程度の設備の中から選べますが、50万円以下だとほとんど選ぶことができません。サイズが小さかったり機能が最小限だったりする設備だと50万円程度のお風呂もありますので、一度ご相談ください。
・洗面台
洗面台は交換のみの工事であることが多いため、相場は10〜40万円。洗面台の費用は横幅で変わってくるため、家族の人数や洗面所の広さによって幅を選ぶようにしましょう。
洗面台の交換だけで50万円を超えることはありませんが、洗面所全体のリフォームになると50万円を超えることもあります。洗面所全体のリフォームをご希望の場合は、予算をもう少し上げた方が良いかもしれません。
・トイレ
トイレの相場は20〜40万円。人気のタンクレストイレ、節水機能や節電機能、お掃除機能などが付いた機能性の高いトイレを選ぶと費用が高くなる傾向にあります。トイレの交換だけではなく内装工事も行ったとしても、50万円を超えることはありません。
・LDK
LDKのリフォームは大規模になることが多いため、広さや工事内容によって費用にかなり差が出てきます。50万円の予算であれば、間仕切りの壁を取り除いたりクロスを張り替えたりすることができます。
・窓や玄関
窓のリフォームは10万円前後が相場です。雨戸のリフォームなど大掛かりになってくるともう少し費用は上がってきます。玄関はドアの交換で30〜50万円程度が相場。ドア選びによっても費用は変わるため、予算と理想のバランスを考える必要があります。
◼ 予算50万円でできるリフォーム事例
予算50万円でどのくらいのリフォームができるかということがだいたい分かってきましたでしょうか。実際に50万円以内でできるリフォームの事例をご紹介します。
・間口を10cm大きくしたキッチンリフォーム
キッチンが古くなってきたので交換したいとのことでした。こちらはクリナップのsumireを採用し、20万円でのリフォーム。間口を10cm大きくすることで使いやすいキッチンに。きれいになって収納も広いとのお言葉をいただきました。
・お風呂のドアをリフォーム
お風呂のドアのレールが外れて開け閉めしにくくなってしまったため交換したいとのことでご依頼いただきました。YKKのドアリモを採用し、既存の枠を生かしてカバー工法での施工を行いました。
費用は10万円。シルバーの枠からホワイトの枠になったことで明るくきれいになったため交換して良かったとのお声をいただきました。
・洗面台の交換とキャビネットの設置
洗面台周りのものが増えてきたためスッキリさせたいとのことでリフォームのご依頼をいただきました。洗面台の交換だけではなく、サイドキャビネットを取り付けたことで収納容量を増やすことができました。
洗面台とキャビネットの色が明るいので、洗面所全体が明るく感じられる空間に。壁紙やクッションフロアの張り替えも行なって43万円でのリフォームとなりました。
・トイレの交換と内装のリフォーム
トイレの交換と同時に内装も新しくしたいとのご希望。もともとのトイレが無機質な印象であることに不満がおありでしたので、1階と2階それぞれ違ったコンセプトで内装を決定しました。ホワイトの壁紙と木目調のフロアの相性が抜群で、明るい雰囲気に仕上がっています。トイレはTOTOのZJ2を採用し、費用は42万円でのトイレリフォームとなりました。
◼ まとめ
リフォームの経験がないと、どのくらいの規模のリフォームにいくらかかるのかという想像がつきにくいですよね。リフォーム費用の目安と50万円のリフォームでできること、実際の事例をご紹介してきました。
ハウジング重兵衛では幅広い価格帯の水回り設備商品を取り揃えております。水回りだけではなくLDKや内装、窓、玄関などのリフォームも行っておりますので、千葉県と茨城県でリフォームをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター