日本家屋の空き家をリノベーションするメリット
リノベーションとは、古い建物に手を加え、新しい設備や機能を追加したり、デザイン性を高めたりして理想の住まいを作り上げることです。
日本家屋と言っても様々ですが、築100年を超える日本家屋などは、その年数を災害や風雨にも耐えてきたわけなので、近年の日本建築にはない強さがあります。
この記事では日本家屋の空き家をリノベーションするメリットについてお伝えします。
空き家のリノベーションは予算に応じた工事が可能
まずは、空き家のリノベーションの目的を明確にしましょう。
自宅として住むのか、アトリエや喫茶店にするのか、賃貸に出すのかなどで予算や優先順位が違ってくるでしょうが、すべてのリノベーションで言えることは、耐震工事の必要性です。
耐震診断を利用すると、空き家の耐震性が基準を満たしているかどうかが確認できます。
リノベーションで耐震効果を高めることで、安心して長く暮らせるようになります。
リノベーションする際はリノベーションの方法を決めよう!
リノベーションの方法には、水回りやリビングなどの家の中を部分的に行う「部分リノベ」と、骨組みはそのままで、全体に手を入れる「フルリノベ」、床や壁、天井などをすべてを取り除き、骨組みが見える状態にしておこなう「スケルトンリノベ」の方法があります。
リノベーションは高くつくといったイメージがありますが、リノベーションを行う前に希望や予算を明確にすることで、予算に応じた工事が可能になります。
空き家をリノベーションするメリット
①天井や壁に断熱材を入れたり、熱効率の高い給湯器に取り換えたりすることで、水道光熱費を抑えることができます。
②リノベーションによって資産価値が高まります。
自分が住まない場合も、空き家をそのまま売却するよりは、リノベーションをして売りに出す方が、リノベーション費用を差し引いても一般的に高値で売れるようです。
③国や自治体のサポートを利用できる場合があります。
リノベーションに対する助成金は、各地方自治体によって様々で、助成金の対象となるかどうかの条件や手続き方法も違ってきます。
詳細については管轄の自治体に問い合わせてみましょう。
概ね次のような場合が助成金の対象となることが多いようです。
例えば、高性能な断熱材や窓などの高性能建材を使った断熱改修で、一定の要件を満たしている場合や一定の省エネ効果が認められると判断された場合などです。
まとめ
リフォームの目的が「原状回復」なのに対して、リノベーションの目的は「性能向上」にあります。
リノベーションすることによって、安心で快適な住まいを手に入れるためには、予算と希望を明確にして計画的に行いましょう。
また、助成制度を利用するなどの方法もあるので、自治体のホームページを確認するとともに、疑問点があればや問い合わせてみましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター