洗面所の臭いの原因と解消方法・予防策を知ろう
洗面所は毎日何回も使う場所なので、嫌な臭いがすると気持ち良く使えなくなってしまいますよね。洗面所で嫌な臭いがする場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
また洗面所の臭いの解消方法や予防策もあわせてご紹介します。
◼ コラムのポイント
1、洗面所の臭いの原因を知ることができます
2、洗面所の臭いの解消方法を学ぶことができます
3、洗面所が臭う前にやっておきたい予防策が分かります
目次
◼ 洗面所の臭いの原因
洗面所では手や顔を洗ったり歯磨きをしたりと、洗面台に顔を近付けることも多いですよね。そういったときにふと臭いが気になることもあるかもしれません。まずは洗面台の臭いの原因を探ってみましょう。
・洗面台の排水口
洗面所で嫌な臭いがする場合、洗面台の排水口が原因であることが多いです。洗面台では一日を通してさまざまな使い方をしますが、それぞれの行為が汚れや臭いを引き起こしている可能性があります。
排水口や洗面ボウルに以下のものが付着したままになっているとぬめりやカビが繁殖して臭いの原因になることも。
- ・洗面台で手を洗うときの石鹸カス
- ・顔を洗うときの洗顔料
- ・歯磨きの際の歯磨き粉
- ・うがいの際の食べカス
- ・身支度の際の髪の毛
洗面台を使う度に丁寧に水を流したり、こまめな掃除をするだけで排水溝や洗面ボウルからの臭いを防ぐことができます。
・封水切れ
洗面台の下を見たら分かりますが、排水管の中央部分はカーブしていて水が溜まるようになっています。これは下水の臭いや虫などが上に上がってこないようにするため。
長期間洗面台を使わず溜まっている水が乾燥したり、枯渇してしまったりすると、下水の臭いが上がってきて悪臭の原因となることがあります。
・排水管
洗面台の排水口が臭いの原因となることが多いとご紹介しましたが、排水口は洗面台の下を通っている排水管とつながっています。洗面台の下の収納を開けたときに臭いが気になる場合、排水管が損傷していたりパーツが劣化していたりする可能性があります。
→床下の水漏れは危険?その原因や対応とは
・洗面所下の収納
洗面台の下がキャビネットや引き出しになっていて、収納として使っている方も多いはず。もし収納の扉や引き出しを開けたときに臭いが気になる場合、収納しているものに原因がある可能性もあります。
洗面台下の収納を数年見直していないという場合、シャンプーやボディーソープなどのストックが漏れていたり、水気を含むものからカビが生えていたりすることも。一度収納を見直してみると臭いが解消されるかもしれません。
→洗面所にはたくさんの収納が必要?収納場所やアイディアをご紹介
・洗濯機まわり
洗濯機の横や下にも排水口がありますが、排水口まわりに石鹸カスやほこり、髪の毛などの汚れが付着して菌が繁殖し、臭いが発生していることも考えられます。洗濯機まわりを一度掃除した上で、改めて臭いを確認してみましょう。
・バスタオルやバスマット
洗面所はお風呂の際の脱衣所としての役割もありますよね。バスタオルを数日使い続けていたり、バスマットを敷きっぱなしにしたりしていると臭いの原因になってしまいます。
タオルやマットは生乾きのまま使っていると雑菌が繁殖してしまうので、どちらもこまめに洗濯してしっかり乾かした上で使うようにしましょう。
◼ 洗面所の臭いの解消方法
洗面所で嫌な臭いがするとき、さまざまな原因が考えられることが分かりました。臭いを解消するためには原因に合った対応を取る必要があります。
・洗面ボウルの掃除
洗面ボウルや排水口が臭いの原因の場合、掃除が一番の解消方法。洗面ボウルの掃除を長い間怠っていたという場合、汚れの種類に合わせて掃除方法が変わってきます。
【酸性の汚れ】
- ・手垢
- ・洗顔料
- ・歯磨き粉
- ・化粧品
- ・整髪料
これらの酸性の汚れを落とす場合、アルカリ性である重曹を使うのが効果的。水100mlに対して小さじ1程度の重曹を入れた重曹水を作り、スプレーボトルに入れて吹き付けます。軽い汚れだとスポンジで擦るだけで落ちますが、汚れが頑固な場合は10分ほど放置して中和させてから擦るようにしましょう。
【アルカリ性の汚れ】
- ・水垢
- ・石鹸カス
- ・排水パイプの修理
アルカリ性の汚れを落とすためには、酸性であるクエン酸が適しています。水100mlに対してクエン酸を小さじ1/2入れてクエン酸水を作り、スプレーボトルに入れて吹き付けます。5〜10分ほど時間を置いたらスポンジで汚れを擦って落とします。
→洗面ボウルを掃除しよう|落ちにくい場合はリフォームも
・排水口の汚れの除去
排水溝やゴミ受けの汚れが臭いの原因である場合、使い古した歯ブラシなどで汚れを掻き出して取り除きます。その後、以下の手順を踏むことで排水口やゴミ受けをきれいにすることができます。
【手順】
排水口とゴミ受けの部分に重曹を撒いて、その上からクエン酸を振りかけます。水を少しずつ加えることで泡が発生して、10〜20分ほど放置すると泡が汚れを吸着して落としてくれます。
このとき一気に水を流すと重曹とクエン酸が流れてしまうため注意が必要です。最後に水で洗い流して歯ブラシで擦り落とし、水垢が付かないように排水口まわりを乾拭きします。
・排水管の修理
排水管が劣化していたり破損していたりする場合、排水管の修理で臭いが解消されます。自分でパーツを買って交換することもできますが、水漏れが起こってしまう可能性もあるため、業者に依頼するのがおすすめ。
◼ 洗面所が臭くなる前の予防策
洗面所の臭いの原因と解消方法をご紹介してきました。今はまだ臭いが気にならないという場合、また臭いを解消したあとこれからは予防をしっかりしたいという場合におすすめの予防策をご紹介します。
・定期的な掃除
洗面所の臭いを予防するためには、定期的な掃除が一番。洗面ボウルや排水口、ゴミ受けを中心に、洗面台の掃除をこまめに行うようにしましょう。汚れがこびりついたり黒ずみになったりする前であれば、さっとスポンジで洗うだけで簡単に汚れが落ちます。
洗面台だけではなく、洗面台下の収納の定期的な見直し、バスタオルやバスマットのこまめな洗濯など、日常的に掃除やお手入れを取り入れるだけで臭いを予防することができます。
・消臭剤を使う
洗面所の臭いは、消臭剤を置いておくことで解消・予防することもできます。芳香剤で誤魔化すというよりも、臭いを緩和してくれる消臭剤がおすすめ。定期的な掃除をした上で消臭剤を置いておくとより効果が期待できます。
・リフォームする
洗面台が古くて汚れが落ちなかったり、排水管の修理も必要だったりする場合、思い切ってリフォームしてみてはいかがでしょうか。洗面台を交換するだけで臭いが解消されることもありますし、きれいな洗面台になるだけで気分も上がります。
洗面台の交換以外にも、内装や収納のリフォームも行うと洗面所全体の雰囲気を一新することができます。臭いの悩みが解消されつつ洗面所が生まれ変わると、毎日の生活が楽しく快適になるかもしれません。
◼ まとめ
洗面所の臭いの原因と解消方法、予防策についてご紹介してきました。洗面所は家族みんなが一日に何度も使う場所なので、どうしても汚れや臭いが発生してしまうもの。放置するのではなく早めに対策することで、楽に汚れや臭いを取り除くことができます。
洗面台が古かったりどうしても汚れが落ちなかったりする場合はリフォームも検討してみてください。ハウジング重兵衛では、洗面台の交換や内装リフォーム、お風呂やキッチン、トイレなど水回りのリフォームを行うことができます。千葉県と茨城県で水回りのリフォームをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター