和式トイレから洋式へのリフォームは補助金を活用|費用相場、事例など解説
和式トイレから使いやすい洋式へのリフォームを考えるとき、「費用が高そう」、「どんな工事をするの」などの不安があることと思います。
今回は、豊富な水回りのリフォーム実績をもつハウジング重兵衛が、和式トイレのリフォームについてわかりやすく解説します。補助金、費用相場、注意点などがわかるので、ぜひ最後までごらん下さい。
コラムのポイント
- ・和式トイレから洋式へのリフォームは、補助金や税金の優遇制度で費用負担を減らせる
- ・和式から水洗の洋式へリフォームする費用相場は100,000円〜600,000円
- ・「和式から洋式へのリフォームは一日で終わらない」等の注意点を知っておくのがおすすめ
目次
■和式トイレから洋式へのリフォームは補助金を活用
古くて不便な住宅設備はリフォームで新しくしたいものですが、大きな費用がかかるため、ためらってしまいますよね。
そこで国は、住宅性能の底上げ等を目的として以下のような補助金制度を実施しています。
- ・介護保険法にもとづく住宅改修費の支給
- ・長期優良住宅化リフォーム推進事業
他に自治体が独自に実施しているリフォーム関連の補助金制度があるので、ぜひお住まいの自治体に問い合わせをしてみて下さい。
リフォームの内容によっては、補助金の他に税金の優遇制度を受けられる可能性もあります。
→トイレ増設費用、工期の実例紹介|補助金、簡単な増設方法、注意点なども解説
補助金や税金の優遇制度には、申請期限があります。期限が過ぎると申請ができなくなるため、リフォームプランをたてる段階から申請を検討し、手続きの準備をするのがおすすめです。
■和式トイレのリフォーム費用相場、工期の事例紹介
和式トイレから洋式へリフォームする際の費用相場は、数万円〜600,000円です。工事内容や洋式トイレ本体のグレードによって費用が変動するため、まずはリフォームの方法を確認しましょう。
ハウジング重兵衛が施工した事例から実際の費用と工期も紹介するので、参考になさって下さい。
・和式トイレから洋式にリフォームする方法は2種類
和式トイレを洋式にする方法は、大きく分けて2種類です。
- ・和式トイレにかぶせる便座で洋式化:3,000円〜40,000円ほど
- ・和式トイレを完全に取り外して洋式トイレを取り付ける:100,000円〜600,000円ほど
「和式トイレにかぶせる便座」はホームセンターで購入できますし、DIYで洋式化が可能です。
ただし便座の中まで掃除しにくいため、臭い等の問題が発生する可能性が高いのがネックです。また既存のトイレの形状によって取り付けできる商品、できない商品があるため、しっかり確認をして購入する必要があります。
予算を考えながら「長期的な使い勝手の良さ&耐久性の高さ」を検討して、どちらの方法でリフォームするかを決めるのがおすすめです。
→和式から洋式へのリフォーム|費用や工事について
・和式トイレのリフォーム費用、工期の事例紹介
では和式トイレから洋式へのリフォーム事例を一緒に確認しましょう。
※画像下のリンクをクリックすると、Before、Afterなどさらに詳しい内容がわかります。気になる事例をクリックしてみて下さい。
まずは和式トイレが使いづらいとのことで、床・壁・天井を全部解体して洋式にリフォームした事例です。費用は385,000円、工期は5日でした。
こちらは「段差がある和式トイレが使いにくい」、「地震の影響でヒビが入っている」などで洋式にリフォームした事例です。
事務所のトイレで土足でも使用するため床に耐久性の高い内装材を採用し、費用は400,000円、工期は6日でした。
〈参考〉ハウジング重兵衛 鹿嶋・神栖店
こちらは床に埋め込まれているタイプの古い和式トイレでしたが、洋式にリフォームすると同時に空間全体も一新しました。費用は440,000円、工期は3日でした。
〈参考〉ハウジング重兵衛 鹿嶋・神栖店
次に「ご高齢のお母様にとって使いにくい、掃除がしにくい」とお困りだった和式トイレを、洋式にリフォームし他事例です。掃除がしやすいパネルを内装材として採用し、費用は500,000円、工期は3日でした。
〈参考〉ハウジング重兵衛 鹿嶋・神栖店
こちらのお宅には2つの和式トイレがありました。「タイルの床が寒いし和式は不便」とのことで、洋式にリフォームした事例です。費用は900,000円、工期は10日でした。
〈参考〉ハウジング重兵衛 旭・東総店
最後に、汲取式の和式トイレから水洗の洋式トイレにリフォームした事例も紹介します。費用は310,000円、工期は2日でした。
和式トイレの数は減少していますが、公共トイレの場合は「皮膚をつけずに使用できる」等の理由で和式が採用されるケースもあります。
家庭用トイレは「使いやすさ」、「掃除のしやすさ」が快適性に直結するので、事例を参考に納得できるリフォームプランを検討して頂けると幸いです。
→トイレの見積もり
■和式から洋式にリフォームする際の注意点
「1日も早く和式から洋式にリフォームしたい」と考えている方も多いと思います。でも以下の注意点があるので、事前にしっかりチェックして下さい。
- ・既存のトイレの広さによって、トイレを広げる工事が必要
- ・新しいトイレに必要な機能を検討
- ・工事が1日で終わらないため、仮設トイレが必要
それぞれ簡単に紹介します。
【既存のトイレの広さによって、トイレを広げる工事が必要】
和式トイレは小さなスペースにも設置できますが、洋式トイレは「トイレ本体の設置場所」、「タンクの設置場所」、「座る場所」の確保が必要です。
そのため「既存のトイレの広さでは洋式にリフォームできない」という問題が発生するケースがあります。トイレのスペースを広げる場合は、工事費用が高額になる可能性があることを覚えておきましょう。
ちなみに狭いスペース専用の洋式トイレもありますが、三角のタンクを壁のコーナーに設置する等で工事費用が増加する可能性があります。
業者に現地調査をしてもらった上で、詳細な見積もり依頼するのがおすすめです。
【新しいトイレに必要な機能を検討】
洋式トイレは、高機能になるほど高価です。ご家庭によっては使わない機能もあるため、予算とのバランスを考えながら「どの機能が本当に必要なのか」を検討なさって下さい。
例えば、以下のような機能がついたトイレ本体を選べます。
- ・暖房便座
- ・ウォシュレット
- ・フタの自動開閉 など
トイレには他にも、「(壁に取り付ける)掃除がしやすいパネル」、「コンセント」、「収納棚」などの取り付けが可能です。
→トイレリフォームの失敗例と、失敗しないためのポイント
【工事が1日で終わらないため、仮設トイレが必要】
和式トイレから洋式へのリフォームは1日で終わりません。短くて2日、長くて10日ほどの工期が必要なため、工事期間中のトイレを確保する必要があります。
「工事現場によくある仮設トイレを使う」、「1日の工事終了後にトイレ本体を仮設してもらう」という方法が一般的ですが、トイレ使用が不自由になることを念頭に入れておきましょう。
→水回りリフォームをお得にできるパックプランをご紹介
■和式トイレから洋式へのリフォームは経験豊富な業者を選ぼう
和式トイレから洋式へのリフォームは、トイレ全体を解体して作り直すのが一般的です。「工事内容を業者にお任せするしかない」というイメージがありますが、実は「当初の見積もりより高い金額を請求された」等のトラブルがたくさんあります。
業者には予算と理想像をしっかり伝えて、見積もりの内容も細かくチェックしましょう。納得できない場合は複数の業者に見積もり作成を依頼し、信頼できる業者を選ぶのもいいですね。
どの業者に依頼するか迷ったら、丁寧に聴き取りをしてくれる経験豊富な業者を選ぶのがおすすめです。
ハウジング重兵衛は創業120年以上のリフォーム会社で、自社施工と丁寧な対応に定評があります。特に水回りのリフォーム実績が豊富なので、和式トイレから洋式へのリフォームも安心してお任せ下さい。
また千葉県内5ヶ所(柏市、佐倉市など)、茨城県内3ヶ所(牛久市、鹿嶋市など)のショールームには、トイレ本体も数多く展示しています。実際に触れることで気に入る商品が見つかりますので、ご活用頂けると幸いです。
専門知識を持つスタッフが、無料でご相談、見積もり作成を承ります。下記の問い合わせフォーム、LINE、電話にてお気軽にご連絡下さい。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター