リノベーションでできることは?
リノベーションは、住まいを新しく作りかえることができる方法ですが、なんでもできるわけではありません。リノベーションでできることとできないことを把握しておくことで、リノベーションがどのようなものなのかより理解できるでしょう。この記事では、リノベーションでできることとできないことをまとめています。
1 リノベーションでできることは?
リノベーションは、一戸建てとマンションでできることが変わってきます。それぞれできることをまとめておきます。
・一戸建てでできること
一戸建ての場合は、間取りから変更することができます。間取りを変更できますが、耐震性が落ちてしまう部分に関しては取り除くことができないため、100%間取りの変更が叶わない可能性もあるでしょう。内装は、基本的にすべて変えることが可能です。例えば壁紙を取替えたり、床材を変更して室内の雰囲気を変えることができます。外壁や屋根も張り替えすることができます。水まわりの設備は、交換したり新しいものを設置することも可能です。窓やドアは、交換したり増やすこともできますが、耐震性に影響が出る部分は、変えることができない場合があるでしょう。このように一戸建ての場合はかなりできることが多いです。
・マンションでできること
マンションの場合は、全体の構造に関係する部分は変えることができません。例えば間取りは構造に影響しない場合は、変更できます。内装も一戸建てと同様に変えることが可能です。窓に関しては、マンションの場合は共用部となってしまうので取替えることはできません。水まわりの設備は、増やすことはできませんが、新しいものに交換することはできます。マンションでは、一戸建てよりもリノベーションできる内容に制限が出てしまうと言えるでしょう。
2 リノベーションでできないことは?
一戸建てとマンションのリノベーションでできないことをまとめておきます。
・一戸建てでできないこと
柱や壁などのリノベーションは、耐震性に問題が出てしまう可能性があることから、取り除くことが難しい場合があります。大掛かりなリノベーションの場合は、制限される部分もあるでしょう。また、建築基準法を守ってのリノベーションとなるため、それらに違反してしまうことはできません。
・マンションでできないこと
マンションのリノベーションでは、共用部となってしまう部分は変えることができません。また、水まわりの設備も場所を変更するなどが難しくなります。玄関のドアやベランダも共用部分となっていることから、リノベーションができません。
まとめ
リノベーションでできることとできないことをまとめておきました。これからリノベーションを検討されている方は、何をしたいのかによって「できない」ことがあるかもしれませんので、よく確認しておきましょう。
ハウジング重兵衛 編集部のプロフィール
リフォームを中心とした住宅業界
免許登録
・一級建築士事務所 登録番号 第1-2004-7311号
・国土交通大臣 許可(般-5)第25003号
・宅地建物取引番号(5)第13807号
資格情報
・一級建築士
・二級建築士
・インテリアコーディネーター