レンジフードリフォームのポイント|形やファンの種類による違いも知ろう

 

レンジフードという言葉を耳にするようになったのは最近になってからかもしれません。キッチンの換気扇との違いが気になっている方もいることでしょう。そこでレンジフードと換気扇の違いについて、またキッチンの換気扇との違いやデザイン、ファンの種類、レンジフードリフォームのポイントについてご紹介します。

◼ コラムのポイント

1、レンジフードについての基礎知識を身につけることができます

2、レンジフードの種類について知ることができます

3、レンジフードリフォームのポイントを学ぶことができます

 

◼ レンジフードとは

レンジフードとは、コンロを覆うようにコンロ上部に取り付けられたフードのこと。料理の際に発生する煙を吸い込んで、屋外に排出してくれる役割があります。フードのような形で覆われており、ファンと一体になっていることで効率的に煙やにおいを吸い込んでくれます。

 

・換気扇との違い

レンジフードと換気扇の違いが気になっている方も多いかもしれません。役割としては似ているのですが、具体的な違いをご紹介します。

 

レンジフード 換気扇
ダクトとフード ダクトとフードがある どちらもない
ファン 筒状で縦長のファン プロペラ型のファン
設置場所 選べる 壁に取り付ける
外の影響 外の影響を受けずに排気できる 外の影響を受けやすい

 

そこまで気にならない 音が大きく、音漏れの可能性もある

 

システムキッチンのレンジフード以外の設備について気になる方はこちらもご覧ください
システムキッチンの基本設備とオプション設備の選び方全集

 

◼ 形による違い

レンジフードと換気扇の違いが分かりましたが、レンジフードの中にも形によって種類が分けられます。

 

・ブーツ型

レンジフードの形の中でも普及率が高いのがブーツ型。スタンダード型とも呼ばれるほど広く普及しており、料理中の煙を集める性能が高いのが特徴です。ブーツ型のレンジフードでは、昔ながらの換気扇の上からフードのみを取り付けることも可能です。

 

ブーツ型のレンジフードにはフィルターが付いており、フィルターには油汚れや埃が溜まってしまいます。定期的にフィルターの掃除を行う必要があるのがブーツ型のレンジフードのデメリット。

 

・スリム型

スリム型のレンジフードは、文字通りスリムな形なのでシンプルでデザイン性が高いのが特徴。レンジフード内の溝やつなぎ目を少なくすることで、拭き掃除しやすい構造になっています。フィルターがない「ノンフィルタータイプ」になっている製品もあるなど、お手入れに関する工夫が凝らされた形だといえます。

 

高性能なスリム型のレンジフードですが、性能が良ければ良いほど費用が高いということを頭に入れておきましょう。

 

・フラット型

フラット型は平型と呼ばれることもあり、他の種類よりも薄くてコンパクトな形をしています。設置場所の天井が低い場所でも設置できるのがメリットですが、ブーツ型と同じようにフィルターがあるため定期的な掃除が必要になります。

 

◼ ファンの種類

千葉県成田市キッチンリフォームアフター1170写真

レンジフードや換気扇にはファンがついていますが、ファンの種類は2つに分けられます。それぞれの特徴をおさえておきましょう。

 

・プロペラファン

昔からある換気扇といえばプロペラファン。換気扇と聞いた時にすぐに思い浮かべるであろう羽根が回転することで煙やにおいを吸い込んで外に排出してくれます。プロペラファンの換気扇は壁に直接取り付けられていることが多く、排気が通るダクトはありません。

 

構造がシンプルなので取り付けが簡単で、排気量も多いのがメリット。その分屋外と直接つながっているため、外からの風が入り込みやすく、強風時には排気の機能が弱くなることもあります。

 

・シロッコファン

シロッコファンとは、格子状細い羽根が付いているファンのこと。換気扇とフードが一緒になっているレンジフードに取り付けられており、ダクトを通して排気する仕組みになっています。

 

ダクトを通して排気することから設置場所を選ばないのがメリット。外から風が入ってくるのを防ぎたい方はプロペラファンではなくシロッコファンタイプがおすすめ。プロペラファンに比べて風量は少ないですが、外の風が強い場所でも使うことができます。

 

◼ レンジフードリフォームのポイント

千葉県成田市キッチンリフォームビフォー1170写真

レンジフードを選ぶ際には、形やファンの種類だけではなく、フィルターや自動洗浄機能の有無、コンロやI Hとの連動などたくさんのポイントがあります。

 

・フィルターの有無

レンジフードのお手入れが面倒に感じたことがある人も多いかもしれませんが、特にフィルターの掃除が面倒ですよね。レンジフードの中にはフィルターがないタイプもあるため、お手入れの手間を削減したい方にはフィルターなしのタイプがおすすめ。とはいえレンジフード自体の掃除が必要であることには変わりありません。

 

・自動洗浄機能の有無

レンジフードの中には、自動洗浄機能があるものも。ファンの手前にフィルターがついているレンジフードが多いですが、自動洗浄機能付きのレンジフードではファンとフィルターが一緒になっています。ファンを部分的につけ置き洗いできるタイプもあるので、お手入れの際も簡単です。

 

またフィルターとファンは自動洗浄されますが、パネルやつなぎ目は自分で掃除する必要があることを頭に入れておきましょう。

 

・ガスコンロやIHとの連動

レンジフードとガスコンロやIHコンロを連動させることができるタイプも。コンロの点火や消火と連動して、レンジフードも自動でオンオフを切り替えてくれるというもの。調理の際の付け忘れや調理後の消し忘れといったミスを防ぐことができます。

 

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キッチンの吊戸棚収納はもっと役立つ!リフォーム&収納アイディア

 

◼ レンジフードのリフォーム事例

レンジフードの種類やリフォームの際のポイントについてご紹介してきました。実際にレンジフードをリフォームした事例をご紹介します。

 

・お掃除しやすいレンジフードにリフォーム

油汚れが気になるため、お手入れしやすい薄型のレンジフードにしたいとのことでした。食器棚や壁紙が全てホワイト、キッチンの木目調が映える空間だったこともあり、ホワイトのレンジフードをご提案させていただきました。

 

 

・揚げ物汚れにも強いレンジフードに

揚げ物をよく作るので、掃除しやすいレンジフードにしたいとのことでリフォームのご依頼をいただきました。ワンタッチでファンとオイルキャッチを取り外せる点、油が入り込む隙間がない点からリクシルのレンジフードをご提案しましたが、料理をするのが楽しみとのお声をいただくことができました。

 

 

◼  まとめ

レンジフードは形やファンの種類によって違いがあることが分かりました。リフォームの際にはフィルターの有無や自動洗浄機能の有無、コンロとの連動などさまざまなポイントをおさえて選ぶようにしましょう。

 

ハウジング重兵衛では、キッチンをはじめとする水回りのリフォームを行なっております。レンジフードや換気扇のみのリフォームも行なっておりますので、実例を参考にしながらリフォームを検討してみてください。千葉県と茨城県にお住まいの方はぜひショールームにもお越しください。

 

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