エコキュートの寿命を解説!20年使うためのメンテナンス、保証もチェック

エコキュートの寿命は10年〜15年と言われています。でも2021年に発売開始から20年を経過したことで、「15年を過ぎても大きな故障無く使っている」という方がいらっしゃることも、わかってきました。

 

エコキュートは初期費用が高額なので、できれば長持ちさせたいですよね。

 

今回はエコキュートの寿命について詳しく解説し、エコキュートの寿命を延ばす方法についてもお話しします。

 

コラムのポイント

  • ・エコキュートは電気温水器の一種だが、従来の電気温水器とお湯を沸かす仕組みが違う
  • ・エコキュートの寿命は10〜15年と言われているが、15年以上もつケースもある
  • ・エコキュートの寿命を延ばすために、年2〜3回のメンテナンスが大切
  • ・エコキュートには無料・有料の保証があるので、内容を把握しておくのがおすすめ

 

■ エコキュートとは?電気温水器、ガス給湯器との違いを確認

エコキュートとは

〈参考〉ハウジング重兵衛 旭・東総店

 

エコキュートは電気温水器の一種なのですが、従来の電気温水器とは全く違う仕組みでお湯を沸かします。

 

  • ・エコキュート:「外気に含まれる熱」と「電気の力」を効率よくかけ合わせて熱を作り出し、お湯を沸かす
  • ・従来の電気温水器:電気温水器内のヒーターを電気で温めてお湯を沸かす

 

エコキュートの初期費用は60万円ほどと高額ですが、電気温水器よりもはるかに安い電気代でお湯を作れるため、「トータル(設置から故障まで)のコストが安い」と人気です。

 

エコキュートと電気温水器のコストに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
電気温水器、エコキュートの違いを解説!交換するならどっちが安い?

 

またエコキュートは、ガス給湯器とも全く違います。ガス給湯器は、蛇口を開けると同時に給湯器内でお湯を沸かす設備です。

 

「エコキュート・電気温水器はお湯を作って貯めておく」、「ガス給湯器は使いたいときにお湯を作る」と覚えておきましょう。

 

■ エコキュートの寿命は何年?

エコキュートの寿命

エコキュートの寿命は、ヒートポンプユニット、貯湯タンクともに10年〜15年と言われています。またヒートポンプユニット内には、7年前後で寿命を迎える部品もあります。

 

従来の電気温水器の寿命が20年ほどと言われているため、交換サイクルが早いと感じますよね。

 

実はエコキュートは2001年に発売された歴史が浅い設備のため、これまでは実際の最長寿命がわかっていませんでした。

 

2021年に発売から20年を迎えたことで、SNS等でも実際に使っている方からの情報が増えています。

  • ・「10年を境にエラーメッセージが出るようになり、故障の不安が出てきた」
  • ・「12年目で修理したけど、業者にはもう寿命と言われた」
  • ・「13年目で突然使えなくなった」
  • ・「15年間、不具合なく使えた。15年を過ぎて簡単な修理をした」 など

 

12年〜13年を目安に故障、高額修理をするという情報が多数でしたが、15年以上使っているというケースも実際にありました。

 

エコキュートの交換費用と工期の実例を紹介しています。
【実例つき】エコキュートの交換費用を紹介!補助金、選び方なども解説

 

次に、エコキュートの寿命を延ばす方法を紹介します。

 

■ エコキュートの寿命を延ばすメンテンナンス方法

エコキュートの寿命を延ばす

エコキュートは高性能な機器なので、精密な家電製品等と同様にメンテナンスが必要です。さらに故障を早める不具合が発生しないよう、点検も定期的に行いましょう。

 

主なメンテナンスと点検を紹介します。

※製品によって必要なメンテナンスや点検が違う場合があるため、取扱説明書も必ずごらん下さい。

 

【メンテナンス】

メンテナンスは、年2〜3回実施しましょう。

 

  • ・貯湯タンク内の汚れを流す
  • ・貯湯タンクの給水口ストレーナーの汚れを取る
  • ・ヒートポンプユニット内の水抜きをする
  • ・配管を掃除する(自動洗浄で落としきれない汚れをキレイにする)

 

【点検】

メンテナンスと一緒に点検も行うのがおすすめです。またパナソニックは3年に1回(10年目以降は毎年)の定期点検を推奨しています。

※定期点検は、工事をしてもらった業者に相談しましょう。費用は1〜2万円が目安です。

 

  • ・逃し弁・減圧弁の動作点検
  • ・漏電遮断器の動作点検
  • ・水漏れが無いかを点検
  • ・凍結防止ヒーターの動作確認(冬のはじめ頃)

 

エコキュートのメンテナンスと点検は自分でもできるのですが、部品の破損等に注意が必要です。詳しい手順や注意点については、製品ごとの取り扱い説明書を参考になさって下さい。

 

・エコキュートの寿命を早める原因

エコキュートが故障する主な原因を紹介します。

 

  • ・全くメンテナンスをしない
  • ・入浴剤を使う(一部の入浴剤ならOKの製品もあります)
  • ・環境に合わない製品を使っている(豪雪地帯なのに寒冷地専用の製品を使っていない等)
  • ・水質に合わない製品を使っている(井戸水なのに井戸水専用の製品を使っていない等)

 

■ エコキュートの故障サイン&交換のタイミングも紹介

エコキュートの寿命サイン

以下のような不具合が出たら、故障する寸前かもしれません。工事をしてもらった業者に相談し、故障前に不具合を解決しましょう。

 

  • ・お湯が出ない、お湯の温度が安定しない
  • ・水道光熱費が急に高くなった
  • ・エラーメッセージが出る
  • ・ヒートポンプユニット、貯湯タンクから変な音がする

 

製造メーカーでは、製造が打ち切りになった製品の部品を9年間しか保存しません。そのため、買って10年前後のエコキュートは「簡単な部品交換だけで解決する不具合だけど部品が無い」というケースも考えられます。

 

買って10年前後のエコキュートに不具合が出たら、交換の検討をするのがおすすめです。

 

エコキュートを買い替えするときに、補助金がもらえるケースがあります。
【簡単解説】エコキート導入、交換で使える補助金|金額から申請方法まで

 

■ 突然の不具合に備える!無料・有料の保証をチェック

エコキュートの保証

エコキュートを検討するとき、「メンテナンスや交換費用の負担が不安」という方がたくさんいらっしゃいます。

 

特にガス給湯器と比べると、ガス給湯器の寿命は10年程度で安くて10万円から交換できます。そのためエコキュートは、「負担が大きい設備」というイメージがあるのではないでしょうか。

 

そこで確認して頂きたいのが、製造メーカーが提供している、無料・有料の保証です。期間や保証内容を把握しておくと、不具合の際に落ち着いて対応できます。

 

【無料保証の期間】

  • ・ヒートポンプ:3年
  • ・貯湯タンク:5年
  • ・リモコン:1〜2年(メーカーによる)

 

【有料保証の期間と価格】

有料保証の期間は5年〜10年で、価格は10,000円〜35,000円ほどです。

 

細かい内容は、メーカーごとに違います。取り扱い説明書を必ずチェックしておきましょう。

 

また台風や地震などの自然災害でエコキュートが故障した場合は、火災保険を使って修理できるケースがあります。災害後には、エコキュート本体の破損等をチェックするのがおすすめです。

 

■ まとめ

エコキュートの寿命について詳しく解説してきました。定期的なメンテナンスで寿命が伸びる可能性が高まるので、ぜひ今回の内容を参考になさって下さい。

 

水回りのリフォームを得意とするハウジング重兵衛でも、エコキュートの設置工事を承っています。千葉県で創業し、120年間培ってきた経験と実績で、ご家族の希望に合う提案を致します。

 

過去には、「災害等が原因でエコキュートの納期が数ヶ月待ち」という状況でお困りのご家庭へ、大幅に納期を短縮して設置ができた事例もありました。

 

こちらは貯湯タンクの水漏れで水道代が3倍になっていた事例です。他店では「3ヶ月待ち」とのことでお困りでしたが、在庫がある製品を提案し、3日で交換できました。

エコキュート寿命交換事例
〈参考〉ハウジング重兵衛 本社(成田ショールーム)

 

千葉県で創業し、120年間培ってきた経験と実績でご家族の希望に合う提案をしております。お問い合わせの段階から専門知識を持ったスタッフがお話を伺いますので、ぜひお気軽にご相談下さい。

 

千また葉県5ヶ所、茨城県3ヶ所にショールーム(駐車場、キッズスペース完備)がございますので、水回り等のリフォーム時には、実際の製品を見て、触れてご確認頂けます。

 

下記のお問い合わせフォーム、LINE、電話にてご連絡をお待ちしております。

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